コラム:【オメガ 311.92.44.51.01.004】墨色のスピードマスター月に秘められた静寂と漆黒の世界
時計職人たちが改良を重ねて生み出した腕時計がやがて大気圏を飛び出し月の大地を踏みしめることになろうとは、オメガの生みの親「ルイ・ブラン」はこんな想像を超える出来事にさぞ驚いている事でしょう。
そんな偉大な功績をもつスピードマスターはいつしか敬愛を込めた「ムーンウォッチ」というニックネームを得ます。
「ダーク サイド オブ ザ ムーン」は挑戦を受け止めてくれた月を讃えそしてその後の機械式時計の発展に多大なる影響を及ぼしたスピードマスターへのリスペクトを込めてこの「墨色」をしたモデルを誕生させました。
従来のスピードマスターのカラーバリエーションとしてただ黒一色に塗りつぶしただけではなくむしろ多くの試みを投入した挑戦的なモデルなのです。
太陽と反対方向に位置する月の地表部分は闇に覆われ静寂と漆黒に支配されたもうひとつの月の表情です。そんな限られた宇宙飛行士しか見ることのないロマンある月の姿を想像しながらご覧ください。
※2021年11月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。