
パテック フィリップ その伝統的なクロノグラフの変遷
5172G-001
この5172モデルは、2019年バーゼルフェアで発表され、今年からデリバリーが始まった新作。
完全自社開発製造の手巻きクロノグラフムーブメントCH 29-535 を搭載。
2010年に発表された5170モデルが、2019年に生産終了になるのと入れ替わりに発表された後継モデルです。
このモデルに搭載されているキャリバーCH 29-535 は伝統的なアーキテクチュアー(手巻き、コラムホイール、
水平クラッチ)を備え、6つの技術特許で保護された技術革新を含んでいます。
2019年発表のこのモデルは、何年もかけて仕様変更され、クロノグラフを作動するプッシュボタンが
これ迄の角型から丸型に変更されプッシュボタンの頭の部分には非常に繊細なギョウシェ彫りが施されました。
ラグ部分は特徴的な3段ラグになっており、前面のサファイヤクリスタルも少し角のあるボックス型
仕様で より古典的な味付けになっています。
5170モデルが発表されるまで生産されていた手巻きクロノグラフ 5070モデルに搭載されていたムーブメントCH 27-70 はヌーヴェル・レマニア社がパテック フィリップの為にのみに特別生産し、ほぼ自社製と言っても過言ではないものでしたがそれでもマニファクチュールとしてパテック フィリップは新たにCH 29-535 を開発するに至りました。
またパテック フィリップはCH 29-535 の発表以前の2006年にやはり完全自社開発の自動巻きクロノグラフムーブメントCH 28-520 を発表しましたが、こちらは垂直クラッチにフライバック機能も搭載した現代的な仕様となっています。※上の写真はCH 28-520 を搭載した5905モデルです
過去に発表された5170シリーズは製造年度、マテリアルによってダイヤルアウトサイドのメーター類が変化しています。
ラグを含め、ケーシングはシンプルな構造でプッシュボタンも長年 角型でした。
年々進化していく5170の変遷をご覧下さい。
5170J-001(2010年発表)
外周メーターはパルスメーター
5170G-001(2013年発表)
パルスメーター
5170R-001(2016年発表)
外周メーターはレイルウェイ分刻みのみ
5170P-001(2017年発表)
外周メーターはタキメーター
そしてこの新作5172Gはタキメーターがプリントされます。
このようにパテック フィリップ社はクロノグラフひとつとっても 歴年で少しずつ改良。
近年のスタイリングも念頭に仕様を変更し新鮮なイメージで、少数生産を維持しながら
常に新たな製品をリリースし続けているのです。
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