2021新作 コルム「ゴールデンブリッジ オートマティック」の10周年を記念するアニバーサリーモデルが登場

　コルムが、“AVANT-GARDE（革新性）”を象徴する、直線状のバゲット型ムーブメントを細部まで一望できる新しいケースを備えた新作時計を発表しました。2021年7月より発売予定です。コルムは1955年の創業以来、大胆なデザインや革新的なムーブメントを発表するなど、リスクを伴う挑戦をし続けています。こうしたブランドの在り方により、「コインウォッチ」、「アドミラル」、「バブル」など、全く異なる特徴やコンセプトの時計コレクションを、ブランドアイコンとして確立することに成功しました。中でも際立って異彩を放つのが1980年発表の、一直線の輪列機構を備えるムーブメントを世界で初めて搭載した「ゴールデンブリッジ」です。30年後の2011年に、コルムはゴールデンブリッジの自動巻きモデルを発表しました。2021年の新作ウォッチは、ゴールデンブリッジ自動巻きモデルの10周年を記念した限定モデルです。

　直線型自動巻きムーブメント10周年を記念し、コルムが新作「ゴールデンブリッジ オートマティック」を4型追加します。今回初めて、トップからミドルケースの部分にサファイアクリスタルの塊から削り出した“パノラミックサファイアクリスタル” 風防を採用。印象的なムーブメントを、様々な角度から眺めることが可能になりました。大振りなトノー型ケースに収めることにより、さらに見やすく仕上げられています。堅牢なサファイアクリスタルですが、製造工程では破損する可能性があるため、取り扱いが最も難しい素材の1つです。また、防水性能を備えるため、コルムのインハウスエンジニアは、サファイアクリスタルと時計ケースを隙間なく接合するプロセスをマスターしています。この新しいケースは、人間工学に基づいた快適性と審美性の観点から、素材に研磨可能なグレード5チタン製を採用し、リューズを6時位置に備えています。限定生産で、チタンケースを50本、チタンケースにダイアモンドをセッティングしたタイプを25本、チタン×18Kゴールドのコンビケースを150本、チタン×18Kゴールドのコンビケースにダイアモンドをセッティングしたタイプが100本のみ用意されています。

　コルムは、それぞれのインデックスを手作業で美しく仕上げるため、フローティングハーネスシステムを新しく開発しました。これにより、モダンで洗練されたデザインを生み出しています。インデックスを取り付けるダイアルが無いため、ハーネスシステムをムーブメントにリンクさせることにより宙に浮いているように設計されました。デザインの美しさだけではなく、インデックスの視認性のための重要な仕組みにもなっています。「ゴールデンブリッジ」というその名の通り、ムーブメントのメインプレートとブリッジはすべてのバージョンで18Kローズゴールド、または18Kホワイトゴールドです。

　この10周年を記念した「ゴールデンブリッジ オートマティック」の4種は、スモーク仕上げのサファイアクリスタルを採用したケースバックを備え、神秘的な外観に仕上がっています。今日の高い基準をクリアする、初代モデルと同じ自動巻きムーブメント「キャリバーCO313」を搭載。長期間にわたり高精度を維持するための可変慣性テンプや、小型化されたバレルとメインプレート、18Kゴールド製のブリッジ、プラチナ製のリニア・ワインディング方式のローターなど、194個のパーツすべてが一直線上に設計され、40時間のパワーリザーブを備えています。

　防水性は30m防水。ストラップは柔らかな質感で手首にフィットする、トリプルフォールディングバックルを備えたアリゲーターストラップで仕上げられています。新しいケースでサイドからの外観が更に美しくなったことに加え、この時計を「ゴールデンブリッジ オートマティック」のエントリーモデルとしてラインアップ。従来モデルより手に入りやすい価格も魅力の一つです。