2025新作 新しい機構のアーバンデザイン。ノモス グラスヒュッテ「メトロ 38 デイト」が再登場

　2025年の新作としてノモスグ ラスヒュッテより、新しい手巻き式キャリバーを搭載し、見た目はそのままに内部が進化した「メトロ 38 デイト」が登場しました。

　クラシックなものは変化の激しい時代において、自らの方向性を示しながらもペースを緩めたり、注意力を集中させる役割を果たします。その意味でプロダクトデザイナーのマーク・ブラウンがデザインしたメトロのモデルファミリーは、2014年に発表されたばかりとはいえ、確実にクラシックな存在と言えるものでしょう。初代メトロのメトロ デイト パワーリザーブは、ザクセンの独立系ウォッチ・マニュファクチュールが独自のテクノロジーであるノモス スイングシステムを発表したことで、その当時世界中から大きな注目を集めました。あらゆる時計の振動する心臓部を自社製造できるメーカーは世界でもごくわずかです。このテクノロジーとダイナミックなドット・インデックスを備えた前衛的なデザインによって、メトロはこれまで多くの賞を受賞しています。

　世界で活躍するプロダクトデザイナーのブラウンは、メトロモデルを現代性と都会性の象徴だと考えています。「ダイアルの表現は複雑でありながらも原型的であり、一目で理解できます。主要な一連の数字が分表示に集中しているのは、現代における正確さを象徴しているのです」

　既存のものを絶えず最適化していくことは、ノモスの哲学の一部です。

　メトロシリーズで最も人気のあるモデルの一つは、直径38.5mmで6時位置に大きな日付表示窓を備えた手巻き式モデルのメトロ 38 デイトです。このモデルは近日中に店頭に再び並べられる予定です。そのデザインは時を経ても完璧であるため、外観は変更されていません。

　その内部には新しいムーブメントが搭載されています。ノモスの哲学である、その精巧な機械式キャリバーを技術的に絶えず最適化するという方針に沿って、メトロ 38 デイトには独立系マニュファクチュールの最新の手巻き式ムーブメントDUW 4601が搭載されています。このムーブメントにはノモス スイングシステムが組み込まれており、便利な日付のクイック調整機能に加え、パワーリザーブも52時間へと延長されています。

機械式時計は世界に対する姿勢の表れです。

「私は機械が好きなのです」と、ザールブリュッケンでプロダクトデザインの教授も務めるマーク・ブラウンは言います。「機械は能力を視覚的に表現してくれますからね」。機械式時計を身に着ける人は、その価値と持続性に対して意識的に責任を担っています。「機械式時計は道具であると同時に、世界に対する姿勢の表れでもあります。私はどのように生きたいのか、そして何に囲まれて生きていきたいのだろうか？」

　その絶妙なサイズ感により、メトロはあらゆる手首に心地よくフィットする時計です。柔らかな丸みを帯びたワイヤーラグと、高級感あふれるローレット加工のリュウズを備えた繊細なステンレススチールケースが調和の取れたバランスを生み出し、上品なブラックレザーストラップがエレガントな雰囲気を醸し出しています。明日の為どころか、まさに今こそが相応しいクラシックな一品です。