満を持してフェラーリコレクションが待望のデビュー。 ビッグ・バンフェラーリマジックゴールドビッグ・バンフェラーリチタニウム

　 この記者会見の5か月後の2012年3月に行なわれたバーゼルワールド2012において、ウブロは初のフェラーリウォッチコレクションを 発表しました。2005年の発表以来の代表モデル「ビッグ・バン」の進化形、ウブロが独自で開発し、特許申請中の18Kマジックゴールド素材を初めて商品化し、さらに完全自社製造のウニコ（UNICO）ムーブメントを搭載した「ビッグ・バン」の新たな形、それが新作、「ビッグ・バンフェラーリ」です。

　 まず2005年の発表以来不動の人気を誇る「ビッグ・バン」のデザインをベースとし、フェラーリらしく、よりパワフルでメカニカルな特徴を際立たせるためにと、通常のビッグ・バンより大きい直径45.5mmのラージ ケースを採用しています。サファイアガラス製のスケルトンダイアルを通して見えるムーブメントの迫力に見合う厚みのあるシリンダー状のベゼルや、そして車のシートベルトの構造から着想を得つつ、フェラーリの細部の特徴を生かして独自に考案された、交換が容易なステッチ入りストラップなど、通常の「ビッグ・バン」とは一線を画した魅力を感じさせます。両社に共通するスポーティーで高性能、革新的技術はもとより、ウブロとフェラーリのDNAや特徴が細部に至るまで体現された「ビッグ・バンフェラーリ」は、遊び心と機能美を併せ持った スペシャルなモデルです。

　 ダイアルにはレリーフされたフェラーリの象徴である跳ね馬が9時位置に印され、控えめながら存在感を醸し出しています。また3時位置の60分計は黄色でハイライトされたカレンダー表示を備え、針とインデックスの デザインはフェラーリのダッシュボードの各メーターからイメージされるなど、ウブロのダイナミックな特徴に 忠実でありつつ、イタリアのモータースポーツにおける高い技術革新が見事に融合されています。

　 ウブロの自社開発ムーブメントであるウニコは、フェラーリのV型12気筒エンジンと共通点があります。それは一方は車のエンジン、もう一方は時計のクロノグラフムーブメントではあるものの、いずれも自社開発であるという点です。これが、「ビッグ・バンフェラーリ」モデルにウニコが搭載されることになった理由です。このウニコムーブメントは、ウブロの自社工房内でデザインから開発、製造まで全て行われました。「ビッグ・バン」 コレクションにウニコムーブメントが搭載されたのはこれが初めてです。330個以上のパーツで構成されたこの オリジナルムーブメントは、1時間28,800振動でコラムホイール式クロノグラフ、ダイアルサイドのデザイン、 そしてフェラーリのホイールリムのデザインを取り入れたローターなどが特徴です。パワーリザーブは約72時間、防水は10気圧（100m）です。

　 そして極めつけの特徴は、ウブロがEPFL（スイス連邦工科大学ローザンヌ校）と共同開発した世界初の新素材、「マジックゴールド」をこのモデルから採用を始めることに決定したことです。この「マジックゴールド」はウブロ 工房内の専門部門で開発に成功し、3か月前に発表されたばかりの驚異の耐傷性を備えた18Kゴールドです。

　 ウブロがこれまで培ってきた様々な革新がこの「ビッグ・バンフェラーリ」に生かされることでモータースポーツ界との提携という事実を証明し、同時に「ビッグ・バン」が新たな形としてより斬新で、よりメカニカルな進化を遂げます。