SIHH 2019新作 美が存在するあらゆるところに、その美を明らかにする。「ベニュワール ウォッチ」

ベニュワールウォッチ、それはフォルム、ひらめき

　ベニュワール ウォッチの名は、カルティエの名が刻まれた伝説のオブジェを想い起こさせます。物語の始まりは1912年、ルイ・カルティエが時計製造において伝統的なラウンドフォルムを研究し、その形を引き伸ばしたことに遡ります。並行する2本の直線に繋がる 2本の曲線。これが 研究の成果であり、フランス語で「ベニュワール」と呼ばれるバスタブの形をしていました。日常に存在する何の変哲もないオブジェがウォッチの名前になったのです。デザインは絶え間なく進化し、1950 年代末に現在のオーバルシェイプが誕生しました。 わずかに湾曲した文字盤に、ローマ数字あるいはアラビア数字が配され、ゴールド ゴドロンの縁飾りが施されています。これがクリエイションの第一幕です。

ベニュワール アロンジェ ウォッチ

　1960年代はベニュワール ウォッチの第二幕を特徴づけています。スインギング ロンドンがリズムを刻むこの時代に、カルティエ ロンドンのアトリエでベニュワール アロンジェが誕生します。

【ベニュワール アロンジェとは…？】

　ベニュワールにオーバーサイズのモデルが登場しました。女性の手首いっぱいにまで引き伸ばされたウォッチは、驚くべきサイズとしゃれを見事に融合します。確立されたスタイルと個性を表明するタイムピースなのです。

　ベニュワール アロンジェ ウォッチがその素晴らしい歴史の第三幕を開きます。またベニュワール ウォッチ？まさしく。新たな願望を絶えず生み出すことへの強迫観念のように、ベニュワールが再び登場します。驚くべきエレガンスを際立たせたいという願望によって。大胆なデザインのベゼルには、金塊から加工したゴールドを使用しています。彫刻によってほどこされたピコの縁飾りは、カルティエ ジュエリーの装飾のひとつであるクルドゥ パリのフォルムを象っています。