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伝統的な技法「エナメル」の再解釈と、モダンデザインの融合。「QLOCKTWO」10周年記念モデル

 QLOCKTWO CLASSICのエナメルのフロントカバーが10個並んでいる様子を前にして創業者のマルコ・ビーゲルトとアンドレアス・フンクはQLOCKTWOを始めたの頃を思い出していました。フロントカバーは創業者二人が自らエナメルが施されたものであり、ケルン国際家具インテリア見本市2019にて披露されました。歴史の中で長きに渡り受け継がれてきた伝統的な技法と、いくつもの国際的案賞を受賞しているデザインが出会い、伝統を進化させる瞬間を生み出します。マクロ・ビーゲルトとアンドレアス・フンクはゴールまでの最短距離を選択するタイプではありません。既存の方法から離れ、様々な可能性を模索します。この考え方は今回のエナメルのモデルにも反映されています。伝統的な技法に対し、より良い方法がないか投げかけたり、再検討したりし、時には取り入れないことすらもあります。このような姿勢からたどり着いたのが、伝統的なエナメルの技法ではめったに使われない技法です。その技法により生まれたエナメルのフロントカバーの質感や構造は唯一無二のものです。ある温度で熱することで、表面が均一にならないようにし、表面のストラクチャーを残します。スチール、銀、様々な状態のエナメルの層により構成された表面は、光り輝く文字とあいまって、とても不思議な「影」を表現します。

 10周年記念モデルのフロントカバーには個体番号とエングレービングが施されます。マルコ・ビーゲルトとアンドレアス・フンクはピーター・メイというエネメルアーティストに影響を受けました。2人がデザインエージェントとして自身の事務所用のスペースを探している時に、地元、シュウェビッシュ グミュンドのエナメルアーティストであるピーター・メイ(1925 - 2010)に出会いました。ピーター・メイは一生をエナメルアートに捧げました。彼の作品の特徴はエナメルペインティングです。エナメルペインティングは習得が難しいものでありながら、ピーター・メイはそのすべてを理解していました。マルコ・ビーゲルトとアンドレアス・フンクが選んだ事務所は昔、ジュエリーの工場として使われており、その中にピーター・メイのエナメルの工房がありました。現在においても、原点の地において二人はQLOCKTWOを作り続けています。10周年記念モデルは、QLOCKTWO創業の地で活躍したエナメルアーティストに捧げるトリビュートモデルでもあるのです。

QLOCKTWO 10周年記念モデル

サイズ:45cm×45cm(QLOCKTWO CLASSIC)
発売時期:ケルン国際家具インテリア見本市2019にて発表(2019年1月)
限定:世界限定10台(完売)

※2019年2月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

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