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2019新作 最高級「904Lステンレススティール」をボール ウォッチ史上初めて使用した「エンジニアIII オハイオ」

 ボール ウォッチ・ジャパンより、ブランドとして初めてスーパーステンレススティールと呼ばれる、「904Lステンレススティール」をケース&ブレスレットの素材に使用した「エンジニアIII オハイオ」が2019年8月から全国の正規販売店で販売されます。

 耐衝撃性と耐磁性に優れるプラクティカルな「エンジニア」コレクションにおいて、「エンジニア III」は最新鋭のテクノロジーを導入する先進的な機械式時計です。丸みを帯びた流線型フォルムを特徴とし、スポーツモデルながらドレス系ウォッチに通じるエレガントさも備えています。「オハイオ」という名称は、創業者のウェブスター・クレイ・ボールが正確な鉄道時計を構築した地、クリーブランドがある米国の州です。 すなわち、同社哲学=“あらゆる過酷な環境下で正確に時を告げる”を具現化した腕時計であることを意味します。

 今回リリースする「エンジニア オハイオ」は、エンジニア IIIのシンプルかつ実用的なスペックを踏襲しつつ、外装マテリアルにボール ウォッチでは初めて「904Lステンレススティール」を使用しました。同素材は他のステンレススティールとは大きく異なり、クロム、モリブデン、ニッケル、銅の含有量が高く、広く使われている「304」や高級ブランドが採用している「316L」の性能を大きく超越するものです。

  「904L」の特性は腐食やサビ、酸に対して優れた耐性を持つことで、化学産業や医療器具、自動車部品、海洋分野のコンポーネントなどに使われています。腐食の原因である海水に対して有効な合金鋼のため、淡水化施設への取水や海洋深層水の取水に使う機器にも採用されています。日本人に馴染みの深いところでは、源泉から温泉を引くポンプやパイプの一部に使われているケースもあるようです。

  海水に直接触れなくても、海辺で着用しているだけでも付着してしまう海塩粒子のほか、ヒトの汗や皮脂汚れでもステンレススティールの腐食は始まります。サビは見た目を損なうだけではなく、肌荒れの原因にもなって、やがてケース内部に広まってしまい故障の引き金にもなるのです。外装を清潔に保つことが基本ですが、腐食を低減する「904Lステンレススティール」は、腕時計にとって理想的なマテリアルの筆頭といえるでしょう。ボール ウォッチは今後、「904L」を積極的に採用していく方針です。

 タフなボール ウォッチの外装素材に相応しい「904Lステンレススティール」は、高硬度なことから成形加工に特殊な技術が必要で、どのメーカーでも扱えるという“シロモノ”ではないのです。そして経年耐性が優秀で、磨くほどに美しい光沢をキープします。だからこそ、「304」や「316L」に比べると高価なのです。

 しかしボール ウォッチは本作で、機械式時計ビギナーの方にもお買い求めやすい価格帯を実現しました。

Engineer III series Ohio
エンジニアIII オハイオ

Ref.:NM9126C-S14J-BK(黒文字盤)、NM9126C-S14J-SL(シルバー文字盤)、NM9126C-S14J-BE
ケース径:40.00mm
ケース厚:13.55mm
ケース素材:904Lステンレススティール
ストラップ:904Lステンレススティール
防水性:100m
ムーブメント:自動巻、Cal.RR1102
仕様:時・分・秒・日付・曜日表示、針・文字盤に計15個の自発光マイクロ・ガスライト、反射防止処理済みのサファイアガラス、耐磁性80,000A/m(ミューメタル製インナーケース採用)、耐衝撃性5,000Gs(国際標準化機構のISO1413に基づく振り子衝撃装置を利用し、円運動をするように設計された振り子のハンマーを1m離れた位置から振り下ろす耐衝撃テストをクリア)
価格:170,000円(税抜)

※2019年7月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

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