RJ初の自社製トゥールビヨン ムーブメント搭載の新作「アロー・スパイダーマン・トゥールビヨン」が登場

　RJが新しいRJ Studioのアトリエ（エザン）で設計および製造された、中央に革新的なトゥールビヨンを備える100％マニュファクチュール製の最初のムーブメントを発表しました。地板からブリッジまで、ホイールやその他の部品を異なる手法で設計およびデザインし、ブランドのスーパーアンバサダー「スパイダーマン」にオマージュを捧げています。

　RJはマーベル・スタジオから白羽の矢が立てられ、あの有名なスパイダーマンをモチーフにした高級時計を製作しました。若いスタッフは常にハードルを上げ、一線を画した美を宿す他に類を見ないテクニカルなタイムピースを生み出して、バンド・デシネ（マンガ）、スーパーヒーロー、斬新な時計の愛好家の熱狂を呼び起こしています。

マルコ・テデスキ（RJ CEO兼クリエーションディレクター）：「スパイダーマンにオマージュを捧げた、この複雑機構を搭載する最初のウォッチのデザインや開発において、私たちに絶対的な信頼を寄せてくれたマーベル・スタジオのスタッフと緊密に仕事ができて光栄に思っています。初めてキャラクターが、ブランドに時計の外装を超越したインスピレーションをもたらし、テクニカルなムーブメントにその世界観を反映しています。軽量で軽やかに素早く回転し、6日間を超えるパワーリザーブを備えるトゥールビヨンを選んだのは偶然ではありません。これによってスパイダーマンのパフォーマンスとスタミナをイメージさせているのです」

　RJとディズニーの子会社であるマーベルの2度目のコラボレーションを記念して、スイスの新しいマニュファクチュールは、レマン湖畔のエザンのアトリエで開発した最初のトゥールビヨンに息吹を吹き込みました。

RJ-7000：中央に100％マニュファクチュール製トゥールビヨン
　最初の始まりは極めて長時間のパワーリザーブを搭載することでしたが、それには大型の香箱が不可欠でした。そこに行きつくために香箱をムーブメントの中央に配置し、文字盤とほぼ同サイズにまで、可能な限り大きくすることで150時間（6日間以上）のパワーリザーブを実現しました。

　この大型の香箱を採用したことで、当然のことながらトゥールビヨンケージはその香箱の上、ムーブメントの中央の同軸上に配置することになりました。このユニークで独創的な構造によって、レギュレーターの魅惑的な眺めを作り出しています。

斬新な表示
　時・分はトゥールビヨンの周りを360度回転する遊星歯車機構を介して周囲に表示されるため、ムーブメントは完全な同軸構造となっています。分表示の遊星機構は減速比12で時表示の遊星機構を連動させています。

　この革新的な時・分表示機構は、2つの大型の高精度ボールベアリング上に固定して、ムーブメントの効率を最大限に高めています。

　また針はスパイダーマンを象徴するクモの脚から着想を得ています。

　軽やかさ、パフォーマンス、スタミナ、精度はもちろんのこと、この最初のトゥールビヨンはスパイダーマンに捧げられています。

　グレード5のチタン製トゥールビヨンケージおよびホイールプレートは、クモの巣をイメージしたオープンワークを施して可能な限りすっきりと仕上げています。スパイダーマンのマスクで特徴的な黒い目は地板に配置され、コントラストの効いた装飾で際立たせています。

カーボンからグラスファイバーまで
　ラバーのRJ BUMPERS™で装飾された直径45mmのケースを纏うアロー・スパイダーマン・トゥールビヨンは、2つの素材で提供されています（各バージョン10本限定）。

　1つ目のモデル（レッド）は、ブラックカーボンとレッドグラスファイバーの層を重ね合わせた超高性能コンポジットになっており、驚くほど軽量で気品のあるマットな質感に仕上がっています。

　2つ目のモデル（ブラック）はすべてカーボンでできており、ステルス調のグレー＆チャコールグレーの光沢が特徴的な個性を生み出しています。ベゼルにエングレービングされ、ブリリアントブラックラッカーで満たされたクモの巣がタイムピースに最後の冠を添えています。