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2020新作 リシャール・ミル「RM 53-02 トゥールビヨン サファイア」

 リシャール・ミルから2020年の新作として、ベゼル、ミドルケース、ケースバックをサファイアクリスタルで成型した「RM 53-02 トゥールビヨン サファイア」が登場します。


サファイアクリスタルケースで登場
「RM 53-02 トゥールビヨン サファイア」は、サファイアクリスタルで成型したベゼル、ミドルケース、ケースバックによって表面と奥行きが一体となり、二重構造のスケルトン地板によって支えられたムーブメントが宙に浮いているかのようにあらゆる角度見ることができます。ベゼル、ミドルケース、ケースバックは100%サファイアクリスタルの塊から作られています。その複雑で難しいラインや角度に加工するにもかかわらず、ポリマーは一切使用されていません。

 サファイアクリスタルケースの構造は、強度と快適性のために何年もの時間をかけて研究とテストが行われました。このような複雑なケース構造を実現したのは、リシャール・ミルだけです。4週間以上という驚異的な時間をかけて、1つのサファイアクリスタルのブロックを1,000時間以上かけて加工し、リシャール・ミルのケースに仕上げます。ケースのデザインが四方八方にカーブしているため、製造工程では多軸加工機を使用する必要があります。ノングレア処理と30m防水を施したRM 53-02のサファイアクリスタルケースは、スイスのケースメーカーの中でも完璧に製造するのが最も難しいケースです。

 ムーブメントの構造と非常に洗練されたスケルトン加工は、多くのリシャール・ミルの時計の特徴となっています。RM 012と同様に、このモデルでも建築的なムーブメントを搭載し、さらに精巧に仕上げています。今回のモデルでは、目に見える形でありながら、堅牢性と軽さを同時に表現できるようなボリューム感のあるキャリバーが求められました。

 RM 53-02 は、ケーブルサスペンション機構の進化の証です。現代工学の傑作である吊り橋にインスピレーションを得たこの立体的な作品は、時計製造の世界でも類を見ないもので、2枚のグレード5チタン製の地板を切削加工する必要がありました。1つ目は「周辺」の地板で、ケースに固定されて張力装置を支えています。そして2つ目の「中央」地板は歯車や手巻き機構を含めたムーブメントを支えており、ケーブルによって周辺地板と接続されています。この最高の耐衝撃システムにより、RM 53-02 トゥールビヨン サファイアの70時間のパワーリザーブをほとんどの状況下で問題なく維持することができます。洗練さとシンプルさが見事に融合した、トリプルカーブを描くサファイアクリスタルのトノーケースを採用したこのモデルは10本のみの限定生産です。

RM 53-02 TOURBILLON SAPPHIRE
RM 53-02 トゥールビヨン サファイア

Ref:RM 53-02
ケースサイズ:42.70×50.50mm
ケース厚:19.25mm
ケース素材:サファイアクリスタル
防水性:30m
ストラップ:ラバー
ムーブメント:手巻き、Cal.RM53-01、約70時間パワーリザーブ、毎時21,600振動、19石
仕様:時・分表示、トゥールビヨン、グレード5チタン製のインナーベゼルとリューズ
限定:世界限定10本
予価:255,000,000円(税抜)

※2020年10月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

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