
2025新作 セイコー プレザージュより、 有田焼の異なる魅力を提案する無釉ダイヤルモデルが登場。セイコー プレザージュ「クラフツマンシップ 有田焼「無釉」ダイヤル 限定モデル」

2025年の新作としてセイコーウオッチ株式会社が、セイコー プレザージュのクラシックシリーズより、有田焼の素材が持つ温かな風合いと繊細なダイヤルパターンが特徴の、クラフツマンシップ 有田焼「無釉」ダイヤル 限定モデルを、2025年7月11日(金)より発売します。希望小売価格は264,000円(税込)で、全世界1,200本の数量限定です。

有田焼ダイヤルの異なる魅力を表現する「無釉」
有田焼は日本初の磁器として17世紀初頭に生まれました。それ以来、有田焼の職人技は400年以上にわたり受け継がれ、その独自の芸術性が多くの人を魅了しています。
プレザージュで初めて採用された「無釉」は、佐賀県窯業技術センターが開発した機能性陶土を用いることで汚れが付着しにくく品質改善され、近年、デザイン性の高い新しい表現方法として確立された技法です。一般的な有田焼は、ガラス質となる釉薬をかけて焼くことで滑らかな光沢を持っていますが、今回は釉薬をかけない無釉の技法により、有田焼の素材である陶石本来の、マットで温かみのある風合いを再現するとともに、無釉ならではの切り立った稜線を実現。古来より縁起のよい吉祥文様であり、子孫繁栄や無病息災への願いが込められた菱型文様を現代的にアレンジして施すことで、ダイヤルに繊細な表情を生み出しています。
艶のある金色の針とインデックスが、マットな質感を持つ無釉ダイヤル上で、美しく映えます。
磁器の魅力を表現するセイコー独自の有田焼ダイヤルは、腕時計としての耐久性を実現するため、長い研究開発期間を要しました。日本が世界に誇る伝統と技術が融合したこの有田焼ダイヤルは、従来の4倍以上の強度をもつ磁器素材を用いています。さらに高精度に加工された石膏型による鋳込み工程を経て、1300℃の高温で焼成するなど、難易度の高いプロセスを経て完成します。

今回、世界的に見ても非常に稀な無釉ダイヤルは、創業190年以上の老舗「しん窯」(佐賀県西松浦郡有田町)に所属する陶工 橋口博之(はしぐち ひろゆき)氏監修のもと、橋口氏の技術を継承した川口敏明(かわぐち としあき)氏と、有田の職人たちの見識、技術が融合して完成しました。
セイコーは、国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)の目標9(産業と技術革新の基盤をつくろう)を念頭に、時計の文化の継承と技能技術の伝承に取り組んでいます。
ストラップには、LWG(レザーワーキンググループ)の認証を取得しているタンナーで生産されたレザーを使用。マットな白のダイヤルを引き立てる、艶のある黒の牛皮革が、より高級感を高めています。
有田焼 陶工
橋口 博之(はしぐち ひろゆき)
1983年に「しん窯」入社後、丁寧で精緻な技と洗練された染付を習得し、九州山口陶磁展 通産大臣賞受賞をはじめとする数々の賞を受賞しました。1996年には、伊万里・有田焼下絵付伝統工芸士に認定。その後「しん窯」の「青花」を発展させたブランド「青花匠」を立ち上げ、より洗練されたデザインと絵付けの技術が、高い評価を受けています。

窯場チームリーダー
川口 敏明(かわぐち としあき)
2004年「しん窯」入社後、成型部門のチームリーダーとして素地作りに研鑽を積んだ後、施釉、窯の焼成にも技能を高めてきました。2020年は佐賀県から有田焼ダイヤルの開発などで、第6回「佐賀さいこう企業」表彰の受賞に貢献し、同年第5回「佐賀ものづくりびと」表彰を受賞しました。

クラシックシリーズ
クラフツマンシップ 有田焼「無釉」ダイヤル 限定モデル
Ref:SARX127
ケース径:40.6mm(りゅうず含まず)
ケース厚:12.5mm
ケース素材:ステンレススチール(ダイヤシールド)
防水性:日常生活用強化防水(10気圧)
ストラップ:牛皮革、ワンプッシュ三つ折れ方式中留
ムーブメント:自動巻(手巻つき)、Cal.6R51、約72時間パワーリザーブ、毎時21,600振動、24石、日差+25秒~-15秒
仕様:時・分・秒表示、秒針停止機能、有田焼「無釉」ダイヤル、デュアルカーブサファイアガラス(内面無反射コーティング)、シースルースクリューバック
限定:世界限定1,200本(うち国内300本)
価格:264,000円(税込)
発売予定:2025年7月11日(金)

※2025年6月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。