
2026新作 アイコニックモデルとメティエ・ダールが出会うとき。ユリス・ナルダン「フリーク ワン ブルーエナメル」

ユリス・ナルダンが2026年の新作として、「フリーク ワン ブルーエナメル(FREAK ONE BLUE ENAMEL)」を発表しました。
ユリス・ナルダンは、独自の視点で物事を考え、可能性の先を探求することによってこそ進歩が生まれると信じています。1846年の創業以来、ユリス・ナルダンは革新的な技術と比類なきクラフトマンシップを通じて、時計製造の進化を牽引してきました。
この精神は、2001年のフリークの登場によって、最も型破りな形で具現化しました。数学者、天文学者、そして先見の明を持つ時計職人であるルートヴィヒ・エクスリン博士によって考案されたフリークは、伝統的な時計製造のあらゆる慣習に風穴を空けました。その時計には、文字盤も、針も、リューズもありませんでした。その代わりに、ムーブメント自体が回転して時刻を表示する仕組みになっていました。
フリークは、単なる新しい時計にとどまらず、時計製造業界にまったく新しい考え方を提示しました。機械式時計に初めてシリコンを採用し、業界を一変させる技術革命の扉を開いたのです。以来、このコレクションは35件以上の特許を生み出し、実験、創造性、そして革新の場として、まさに「手首の上の実験室」としての地位を確立しました。
2023年に発表されたフリーク ワンは、革命的なフリークの精神を最も純粋な形で表現しています。コレクションを象徴するデザインと、ユリス・ナルダンが先駆けた最新技術の進歩を融合させたフリーク ワンは、20年以上にわたる絶え間ない研究と革新、そして180年にわたる伝統を体現しています。
フリーク ワンは、2023年のジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)において、権威あるアイコニックウォッチ賞を受賞しました。このタイムピースは、フリーク革命の象徴として、従来の常識に挑み、現代の時計製造の概念を再定義する存在です。
[ハイ・ホロロジーの産物]
フリーク ワンの構造は、現代の時計製造において類を見ません。2001年に発表された初代フリークのコンセプトに忠実に、伝統的な時計製造の慣習に挑みながら、ユリス・ナルダンが開発した最先端の機械工学の成果を余すところなく披露しています。ムーブメント部品の約95%は動きを生み出すために設計されており、その機構そのものを魅惑的な時間表現へと昇華させます。フリークの全てのモデルと同様に、フリーク ワンは、ユリス・ナルダンのマニュファクチュールにおいて、1人の時計職人が組み立ての全行程を担います。229個の部品から成り、絶えず動き続ける構造を持つこの時計の組み立てには、並外れた精度、忍耐力、そして熟練の技が求められます。
NO HANDS
フリーク ワンには針がありません。その代わりに、ムーブメントそのもの、すなわち自社製キャリバーUN-240が時刻を表現します。
オービタル・フライング・カルーセルは60分毎に1回転し、分針の役割を果たします。上部を支えるブリッジがないため、機構が浮いているように見え、フリークの象徴とも言える独特なビジュアルを生み出しています。

NO DIAL
従来の文字盤の代わりに、フリーク ワンは「アワーディスク」と呼ばれる大きなバレルカバーを備えています。時間表示の機能を果たすこのアワーディスクは、12時間毎に1回転します。その上に配置されたポインター(小さな矢印)により、時間を容易に読み取ることができます。
今回発表されたフリーク ワンは、同ラインでは初めてメティエ・ダールと画期的な機械的革新を融合させ、象徴的なアワーディスクを装飾芸術の技法によってさらに高みへと引き上げました。
NO CROWN
フリーク ワンの時刻合わせと巻き上げは、フリークコレクションならではの体験です。
オリジナルコンセプトを忠実に再現しているフリーク ワンには、リューズがありません。時刻の調整は、6時位置にあるセーフティロックを解除し、双方向回転ベゼルを回します。この新エディションでは、スーパー フリークからインスピレーションを取り入れ、ベゼルを繊細に洗練させ、再設計しています。エッジの効いたノッチを減らし、形状に柔らかさをもたせることで、フリークを特徴づける強烈なコントラストと視覚的なインパクトを維持しつつ、より洗練された現代的な美しさを実現しています。結果、独創的な個性はそのままに、より汎用性が高く、日常使いに適したモデルとなっています。
時計の巻き上げには、まず時計を裏返します。両手の親指を使ってケースバックを反時計回りに回転させると、ユリス・ナルダンが開発・特許を取得した、最も効率的かつ先進的な自動巻きシステム「グラインダー®」の基部を介して、香箱に直接エネルギーが伝達されます。この手動巻き機構に加え、自動巻きキャリバーは、90時間という驚異的なパワーリザーブを実現しています。
[ハイテクノロジーの結晶]
グラインダー®技術
これまでに開発された中で最も先進的な自動巻き上げシステム
これほど高度な機構に十分なエネルギーを供給するには、画期的なアプローチが必要です。それが、ユリス・ナルダンが特許を取得した「グラインダー®システム」です。
業界で最も効率的で先進的な自動巻き上げシステムとして知られるグラインダー®は、ごくわずかな手首の動きも捉えてエネルギーに変換します。ローターが、厚さわずか0.12mmの超薄型レバーを4本備えたフレームに接続されており、従来の巻き上げシステムと比較して回転による作動範囲を事実上2倍に拡大します。これは、ペダルが2つではなく4つ付いた自転車のような仕組みと言えます。結果、極めて高いエネルギー効率を維持しながら、90時間のパワーリザーブを実現できるのです。
自社製シリコンおよびDIAMonSIL®
時計製造におけるシリコンの歴史は、2001年のフリークの誕生から始まりました。それから25年が経ち、多くの著名な時計メーカーがこの前衛的な素材を採用する中、フリークは今もなお、この革命の最前線に立ち続けています。
軽量かつ柔軟で、摩擦が少なく、完全に非磁性という特性を持つシリコンは、精度、耐久性、そして長期的な信頼性を高めるなど、確かな性能上の利点をもたらします。フリーク ワンは、シリコン製のテンワとヒゲゼンマイに加え、2007年にユリス・ナルダンが特許を取得したダイヤモンドコーティングシリコン構造であるDIAMonSIL®製脱進機を搭載しています。

[伝統的職人技の現代的表現]
エナメル装飾は、ユリス・ナルダンが継承する装飾芸術の中でも、最も希少かつ高度な技術を要する技法の一つです。3,000年以上にわたり受け継がれてきたこの技法は、類まれな深みと耐久性を備えた色彩を生み出し、時が経っても本来の美しさを保ち続けます。この専門技術は、ユリス・ナルダンの専属エナメル工房「DONZÉ CADRANS(ドンツェ・カドラン)」で今なお受け継がれています。1972年にル・ロックルで熟練エナメル職人フランシス・ドンツェ氏が設立し、2011年にユリス・ナルダンの傘下に加わったこのアトリエは、スイスの時計産業において最も歴史のあるエナメル工房であり、伝統的なエナメル技法を極めた数少ない工房の一つです。そこでは、高度な技術を持つ少人数の職人チームが、何世紀にもわたる伝統の技を現代に伝えています。
フリーク ワンにおいて、エナメル装飾はまさに技術的パフォーマンスそのものとなります。従来の文字盤とは異なり、回転するアワーディスクはムーブメントそのものの一部であり、複数のネジ留めを備えた動く機能的部品であるため、あらゆる工程において絶対的な精度と細心の注意が求められます。卓越した熱安定性を備えたホワイトゴールド製のこのディスクは、窯での焼成時の高温に耐えられるよう設計されています。表面には繊細なサンレイパターンが刻まれており、エナメルの視覚的な奥行きを引き立てるとともに、フリークの象徴である回転式カルーセルの動きをさらに華やかに演出します。
製造工程は、未加工のエナメル原料を洗浄し、手作業で微粉末になるまで粉砕した後、顔料ペーストにするところから始まります。このペーストをディスクに塗布し、約800℃で焼成します。幾重にも層を重ねることで、エナメルは深みと鮮やかさ、そして輝きを増していきます。焼成のたびに出来栄えが変わります。わずかな気泡やひび、欠陥があれば、最初からやり直さなければなりません。最終的な色合いが完成すると、手作業でディスクを磨き上げ、輝きを最大限に引き出します。鮮烈なブルーのエナメルは、ディスプレイの視覚的コントラストを高め、フリークのムーブメント中央に位置する象徴的なフライング・カルーセルを際立たせます。その仕上がりは単なる装飾にとどまらず、古来のサヴォア・フェールとフリークの機械的な大胆さが融合した、高度なクラフトマンシップの結晶なのです。
99本限定のフリーク ワン ブルーエナメルは、同コレクションの進化における新たなマイルストーンです。ユリス・ナルダンは今回初めて、フリーク ワンにフルチタン製の44mmケースを採用し、時計の技術的な個性を際立たせつつ、日常使いにも適した軽快な着け心地を実現しました。さらに、一体型「バリスティック」ラバーストラップとチタン製デプロワイヤントバックルを組み合わせることで、性能、快適さ、そして現代的なエレガンスを兼ね備えています。
FREAK ONE BLUE ENAMEL
フリーク ワン ブルーエナメル
Ref:2403-500LE-3AE-BLUE/3A
ケース径:44.0mm
ケース厚:13.3mm(視覚的な厚みは12.0㎜)
ケース素材:サテン仕上げとサンドブラスト加工を施したチタン
防水性:30m
ストラップ:一体型のホワイトラバー製「バリスティック」テクスチャーストラップ、グレーのチタン製デプロワイヤントバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.UN-240、90時間パワーリザーブ、毎時21,600振動(3Hz)、15石
仕様:時・分表示、自軸の周りを回転するフライング・カルーセル・ムーブメント、シリコン製特大テンワとヒゲゼンマイ、DIAMonSIL®製脱進機(ガンギ車とアンクル)、グラインダー®自動巻きシステム(ブレードテクノロジー)、ロジウムメッキを施したブリッジ、白色のスーパールミノバ®を塗布した時分表示、ドンツェ・カドラン社によるギヨシェ彫りを施したゴールド製ディスクに手作業でブルーエナメルを施したアワーディスク、チタン製オープンサファイアケースバック
限定:99本
価格:14,289,000円(税込)

※2026年9月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。








