エベラールが日本市場本格上陸

スイス老舗時計メゾン、オフィス麦野との新しいパートナーシップ締結により、主要市場でのポジショニングを強化

 この度、スイスの老舗時計メゾン・エベラールが、オフィス麦野と新しいディストリビューター・パートナーシップを締結し、アジアにおいて最も重要である日本市場におけるブランドのプレゼンスが強化されます。

 エベラールと新しくパートナーシップシップを締結するオフィス麦野は、日本を含むアジアでの高級時計流通市場に精通しており、代表の麦野豪氏は日本市場で多くの高級ブランドの成功に大きな役割を果たしてきました。

 エベラールがオフィス麦野とパートナーシップを締結するに至った経緯は、2社ともに独立した専門分野を持ちながらも、ハイエンドセグメントにおける共通のバックグラウンドを有していること、更にはエベラールの創業理念とブランド価値を広めたいという共通の目標が一致したからです。

 創業以来、エベラールは「品質への徹底的なこだわり」、「革新への絶え間ない探求」、そして「独立した企業としての地位」の価値観を一貫として守り抜いてきました。これらの信念の結果、135年近くブランドを継続させ、成功に導いてきました。

 日本市場のスペシャリストであるオフィス麦野とのパートナーシップにより、共に流通網を開発し、市場ニーズに合った野心的なコミュニケーション・プランの策定を行うなど、長期にわたるパートナーシップを維持することにより、エベラールはブランドの持つ価値観を維持し、永続させていくことを目指しています。

エベラールのブランド概要
 スイスの老舗時計メゾン、エベラールは創業者ジョルジュ・ルシアン・エベラール氏によって1887年にラ・ショー ・ド・フォンで設立されました。エベラールは130年以上続いている時計メゾンだけでなく、独立性、伝統、品質、コミットメント、革新の時計ブランドとして広く認識されています。

 エベラールの成功は、20世紀全体に渡って着実に積み重ねられてきました。1919年、スイスの時計メーカーとして当時最も先進的なリスト・クロノグラフを発表し、1935年にはフライバックのストップとリスタート機能の2つのボタンを備えた前例のないクロノグラフを発表しました。そして、1939年にスプリットセコンド・クロノグラフ、1940年代には“エクストラ・フォルト”クロノグラフを発表しました。このコレクションは現在も製造されています。これらのコレクションの持つメカニズムやユニークなデザインはコレクターを魅了し続け、それぞれが時計製造のアートピースとして足跡を残しています。

 とりわけ、「メゾン・エベラール」という名前は、独自のファッション性により、早い段階でスポーツの世界で偉業の記録(歴史に名を)を遺す著名人のなかでその名を轟かせました。1930年代にエベラールのクロノグラフはイタリア海軍将校の公式時計として採用され、“クロノマスター”「フレッチェ・トリコローリ」は1984年以来、イタリア空軍の最も有名な曲技飛行グループ「フレッチェ・トリコローリ」の公式飛行時計として採用されています。

 また、エベラールは20世紀イタリアが生んだ最も偉大な男、ジャンニ・アニエッリが生涯愛した時計として良く知られており、イタリアのエグゼクティブ層で圧倒的な支持を受けています。

 近年では、エベラールが特許を取得した週に一度だけ巻き戻しを行う、特別なメカニズムを使った“8 ジュール”の開発から、専門性におけるブランドイメージの向上に繋がってます。

 21世紀を迎えるにあたって、エベラールは“クロノ4”(特許取得・意匠登録済み)を発表。4つの並列インダイヤルで構成された、時計史上最初で唯一のクロノグラフとして時間の読み取りに革命を起こしました。この“クロノ4” コレクションは、2021年秋に20周年を記念して, 全く新しいバージョンが発表される予定です。

 近年のエベラールの成功をもたらしたのは、伝統の継承と技術革新の二つの重要な要素だと言えます。これは、GPHG(ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ)で受賞されたダイバーズウォッチの“スカフォグラフ”の開発や、エベラールの創業130周年を記念した数々のモデルの開発につながっています。その中のひとつとして、素晴らしいホイールワークが常に鑑賞出来るように、サファイア・クリスタルのアッパーブリッジを取り付けた“クロノ4”があります。また、あの伝説的なモーターレース・チャンピオンの“タツィオ・ヌヴォラーリ”の名前を冠したコレクションも忘れることはできません。この偉大なレーサーの偉業を称えるために、「ヌヴォラーリ・レジェンド」モデルの新作がコレクションに追加されました。

 ラ・ショー・ド・フォンの旧社屋に戻って以来、エベラールは、ブランドの遺産と将来に価値を投影したいという願望に触発され、その歴史の中で新しいフェーズを開始しました。これは、スイスの時計製造の伝統に直接影響を受けた新しい時計の機能を強化するために独自設計され、“1887”コレクションに搭載されたEB140キャリバーの開発につながっています。

 エベラールの新しい博物館は、前世紀の初めにラ・ショー・ド・フォンでジョルジュ・ルシアン・エベラールが建てた歴史的建築物のなかで完成し、 歴史的重要性の高いコレクションの数々を鑑賞することができます。

 懐中時計の歴史感から、スポーツモデルの独自性、貴重で洗練されたエレガントな時計など、エベラールは、このようなユニークで魅力的な作品の数々を世の中に出し続けてきたことを誇りにしています。

※2021年8月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

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