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2022新作 最も偏在的な時計機能をリニューアルし、 世界で初めてベゼルに日付を表示。アーミン・シュトローム「オービット」

 アーミン・シュトロームが2022年の新作として、コラムホイール駆動の日付表示を備えた「Orbit(オービット)」を発表しました。視認性に優れたこの日付表示はワンプッシュでオンオフが切り替え可能。スポーティーな装いのオービット ファーストエディションは、25本の限定モデルです。

 独立系マニュファクチュール、アーミン・シュトロームのシステム78は、優れたウォッチメイキングの中で、革新的な新しい表現を追い求めるコレクション。明白なランゲージデザインの中に、新しく独創的かつ実用的な世界初の機能が実現しました。このラインの最新作は、オービット ファーストエディション。さまざまなコンプリケーションと組み合わせながら、時計製造でよく用いられている日付表示機能を解釈し直し、これまでにない新しい表示方法が取り入れられています。

 多く採用されながらも見直されることがほとんどなかったこの日付表示機能は、機械式時計製造におけるとても便利なコンプリケーションの1つです。ダイアル上の窓への表示や、ダイアルの外周に刻まれた日付をポインターで指し示すスタイルが多く、新しく認識されることはこれまでほとんどありませんでした。アーミン・シュトロームはまさにこの点をオービットで実現しようと考えたのです。

 アーミン・シュトロームの共同設立者でマスター・ウォッチメーカーのクロード・グライスラーは、ある好機に気づいたことを次のように語っています。「ポピュラーなコンプリケーションの転身を図る、見た目にも美しい新しいタイプの日付表示と機能を創ろうと考えました。このようなオンオフ機能を持つ日付表示をベゼルに持ってきた時計は、まだ誰も考案していません。これは日付表示に遊び心を加えた、楽しくエキサイトな方法です。私もとても気に入っています」

日付表示機能を認識し直す
 オービットの最も卓越した機能は、遊び心たっぷりに認識し直した、先例のない日付表示機能です。アーミン・シュトロームが一から考え直し、開発・製造したユニークなこのコンプリケーションは、「コラムホイール・デイト」と名付けられました。この名が示す通り、ダイアルサイドからは、コラムホイールが日付表示機構を駆動する様子が伺えます。クロノグラフ機構によく見られるこのシステムは、日付表示の安定性と性能を高める一方で、日付表示機能のオンオフ時に満足のいく確かな触覚のエクスペリエンスを楽しませてくれます。

 ベゼル上の日付を指し示すのは、アーミンのイニシャル「A」の先端を赤く染めた大きなセンター針です。各月の1から31までの日にちは、ポリッシュ仕上げが施されたブラックセラミック製ベゼルの外周部に白く彫り込まれているためコントラストが高く、素早く読み取ることができます。

 日付針には、定常モードと稼働モードの2つのモードがあります。定常モードは「オフ」を意味し、針は12時位置の定位置から動きません。ダイアルはオフセンターに配置されているため、見間違える心配はありません。ケース左側のプッシャーを押すと、日付針が「連動され」、正しい日付の位置にジャンプします。このモードになっているときは、夜中の0時に自動的に日付が変わります。ボタンをもう一度押すと、針は定位置に戻ります。次のジャンプの際には、メカニカルメモリーによって希望通りの正しい日付を指し示します。日付針はレトログラード機構を通じて31から1へと戻るため、定常モードの位置と日付を見間違えることもありません。日付はケースの8時位置にある修正ボタンを使って直接セットできるほか、リューズを使って時間を進めながら手動でセットすることもできます。

 オービットのムーブメントは、2019年に発売された、世界で初めてコンスタントフォース伝達機構を搭載した自動巻き時計Gravity Equal Force(グラヴィティ・イークォル・フォース)の開発をもとにしており、テンプに安定したパワーを供給します。パワーリザーブは約72時間です。バレルの中の作動停止機構がメインスプリングの完全な巻き戻しを防ぎ、巻き戻しプロセスを一部のみに制御しているため、最も安定したパワー伝達を実現しています。

 そして、本物のオート・オルロジェリー(高級時計製造)のクラフトマンシップを全コレクションを通じてお届けしようとするマニュファクチュールのたゆまぬコミットメントに忠実に、ムーブメントはすべて手仕上げされています。また、面取りやポリッシュ仕上げが施されたエッジ、ポリッシュ仕上げのシャトン、ペルラージュなどの装飾も施されています。

日常のわくわく感を楽しむために
 オービットを他の時計から際立たせているのは、独特の機能性と巧妙なムーブメントだけではありません。43.4mm径のステンレススティール製ケースには、スティール製ブレスレットが採用されています。オービットのデザインは、独特なコラムホイール・デイト・コンプリケーションやマイクロローター機構、コンスタントフォースバレルを核とした大胆な技術を可能にするとともに、時計全体にスポーティーなテイストを加味しています。

 ベゼルはパフォーマンスと効用を直接伝えながらも、目に見える動きは滑らかなままです。完璧なまでの滑らかさは手触りにも感じられ、一方で傷に対する耐性にも非常に優れています。卓越した微小な機構を取り囲むベゼルは超高硬度のブラックセラミック製で、この表面に日付が刻まれ、ペイントが施されています。

 オフセンターに配置されたダイアルはブラックゴールドの仕上げ。時間と分を表示し、秒は専用のカウンターに表示されます。数字、アワーマーカー、時針・分針はオフホワイトのSuper-LumiNova®で塗装されているため、暗い場所でも高い視認性を確保します。マニュファクチュールではほとんど見ることのないスティール製の針はアーミン・シュトローム マニュファクチュール製。ムーブメントの観賞可能な他のパーツと同じく、社内で丁寧に手仕上げされています。

 オービット ファーストエディションのもう一つの特徴は、バレル、マイクロローター、ワインディングブリッジという3つのブリッジに特別なブラックゴールドのコーティングが施されていることです。その頑強性と申し分のない性能の証左として、ファーストエディションでは、アーミン・シュトロームが採用している標準保証期間の2倍の10年保証を提供しています。

 クロード・グライスラーと並ぶアーミン・シュトロームの共同設立者、サージュ・ミシェルは次のように語ります。「オービットは当社のコレクションをまた一つ豊かにするパイオニア的ウォッチです。スポーツウォッチの機能的なベゼルにインスピレーションを得た結果、このユニークな日付表示の配置が生まれました。こうして、革新性、利便性、また審美性にも優れた時計が出来上がりました」

 アーミン・シュトロームは、革新的でありながらも十分な機能性を備え、洞察力に富む時計愛好家にも日々楽しんでいただける、いつまでも魅了し続ける特色に満ちたオービットという非凡なタイムピースを創り上げたのです。

Orbit First Edition
オービット ファーストエディション

Ref:ST22-GEFD.75.ST
ケース径:43.4mm
ケース厚:12.6mm
ケース素材:ステンレススティール
防水性:5気圧
ストラップ:ステンレススティール、ダブル・フォールディング・クラスプ
ムーブメント:自動巻、Cal.ASS20(アーミン・シュトローム マニュファクチュール)、約72時間パワーリザーブ、毎時25,200振動(3.5Hz)、30石
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)・日付(コラムホイール・デイト)・パワーリザーブ表示、オフセンターに配置されたブラックゴールドダイアル、セラミック製固定式ベゼル、反射防止加工サファイアクリスタルのフロント及びケースバック
限定:25本
予価:4,378,000円(税込)

※2022年4月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

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