2022新作 精密な時間計測の黄金期を祝福。アーミン・シュトローム「ピュア・レゾナンス”サーモン”スペシャル・エディション」

　2022年の新作としてアーミン・シュトロームより、革新的なモデル「ピュア・レゾナンス」の「Sky Blue（スカイ・ブルー）」と「Sea Green（シー・グリーン）」エディションに続き、カリ・ヴティライネンの手彫りを生かした伝統深くかつ印象的な「「Salmon（サーモン）」ギョーシェ・ダイアルの「ピュア・レゾナンス”サーモン”スペシャル・エディション」が登場します。創造的かつ他と一線を画す技術を用いた時計づくりの最先端を行きながらも、サーモン・カラーとまばゆいギョーシェ模様が旧世界のクロノメトリーを彷彿とさせます。新作「ピュア・レゾナンス”サーモン”スペシャル・エディション」は5本限定で、オーダーは即時可能です。

　 反対方向に同時に振動する2つのテンプを同期させることによって、より安定した計時を実現するレゾナンスという物理現象は、長い間、時計製造者の興味をそそる秘密と魅惑の源でした。この物理現象を組み入れた時計は、現代的な時計製造においてもごく稀にしか見られません。事実、これまでの時計製造史を振り返っても、この物理現象に秘められた自然力を利用しようとした時計製造者はほんの数えるほど。そして、成功のレベルや再現性における信頼性のレベルもさまざまです。

　 アーミン・シュトロームは特許取得済みの草分け的なレゾナンス・クラッチ・スプリングを開発するという、他の時計製造業者がなし得なかったことをやり遂げました。クロード・グライスラーとマニュファクチュール・アーミン・シュトロームが何年もの間、熱心に研究に取り組んだ結果、2本のヒゲゼンマイを直接結び合わせてレゾナンスという物理現象を巧みに取り入れることに成功し、これまでの腕時計には見られなかった最高の速度と安定性を備えた共振状態を得たのです。こうして、従来の方法で組み立てられたムーブメントより衝撃や位置の変動にはるかに強い、非凡なまでに安定した計時が可能になりました。

　 アプローチは史上きっての高精度を誇るマリン・クロノメーターと同じです。マリン・クロノメーターの唯一の目的は、日々変わることなく同じ秒数を正確に進ませたり遅らせたりできる一貫した精度でした。常に位置の変動を伴う腕時計では、その難度がさらに高まります。このように考えると、アーミン・シュトロームのソリューションは、マリン・クロノメーターの「聖杯」とも言えるでしょう。

　 アーミン・シュトロームの画期的なレゾナンス機構は、非常に純化された形で作動します。ピュア・レゾナンスの各モデルでは、ダイアル側から全貌を観賞できる当マニュファクチュールのこの特許済み技術と、時分秒のみを配置したクラシックな時間表示を組み合わせています。そして、すべてのエッジが面取りされたポリッシュ仕上げ、そしてコート・ド・ジュネーブの幅広のストライプという豪華な手仕上げが施された今回のスペシャル・エディションは赤褐色のローズ、「サーモン」カラーに包まれたギョーシェ彫りのダイアルが特徴的です。手彫りの装飾は、職人肌のウォッチメーカーとして名高いカリ・ヴティライネンが経営するアトリエが行っています。昔ながらの手動式ローズ旋盤を使用しているため、真に豪華な装いとなりました。創造的かつ他と一線を画す技術を用いた時計づくりの最先端を行きながらも、サーモン・カラーとまばゆいギョーシェ模様が旧世界のクロノメトリーを彷彿とさせるピースです。