• HOME
  • ブランドNEWS
  • 2023新作 比類のない組み合わせ。マイクロローターとエナメルダイアルを備えた、H.モーザー「ストリームライナー・スモールセコンド ブルーエナメル」

2023新作 比類のない組み合わせ。マイクロローターとエナメルダイアルを備えた、H.モーザー「ストリームライナー・スモールセコンド ブルーエナメル」

 2023年の新作として発表されたストリームライナー・スモールセコンド ブルーエナメルにより、H.モーザーは独自性、性能、クラフトマンシップを融合させたモデルを作り上げました。このモデルは、単なる製品の枠を超えた、上品で洗練された高性能な時計を愛する人々のための芸術作品です。ムーブメントに完璧にフィットするようにライン、プロポーション、サイズが見直されたステンレススチール製ケースの中心部には、H.モーザーの18番目の自社製キャリバーが搭載されています。H.モーザーの技術力と美的感覚を具現化したこのモデルは、独立系時計製造ブランドの製品におけるマストハブ アイテムとなるでしょう。

 ストリームライナー・スモールセコンド ブルーエナメルは、12気圧防水の39mm径のクッション型ステンレススチールケースモデルで、1920年代から1930年代にかけて活躍した初の高速列車を思わせる丸みを帯びた美しい曲線を特徴とし、名前もそれに由来します。今回のモデルではプロポーションが一新され、よりすっきりとした伸びやかなラインが際立っています。これは、新開発のキャリバーHMC 500においてサイズが小型化されたことにより実現したものです。ケースから流れる曲線をつなぐように優雅なアーチを描く一体型ステンレススチール製ブレスレットは、非常に複雑な構造で、有機的形態に基づくきわめて滑らかなラインを備えおり、ブレスレットを構成する個々のリンクは、洗練された繊細さとしなやかな柔軟性を兼ね備えています。

 ケースとブレスレットに使用されているスチールを強調するために、H.モーザーはグラン・フー エナメルダイアルを採用しました。「アクアブルー」と名付けられたこのダイアルは、熟練した職人の芸術的な技により、ブランドを象徴する有名なフュメダイアルを新たに解釈したもので、ゴールドのベースに打痕模様を打ち出す作業から始まり、色の異なる3つの顔料を湿らせて細かく砕いてから塗布して濃淡を生み出しています。一つひとつの顔料を慎重に加え、炉で熱して酸化させ、むらなく溶融させるまでの工程は、熟練のエナメル加工職人であっても細心の注意と途方もない忍耐を要します。透明感のある「グラン・フー」(高温焼成)エナメルに仕上げるまでに計12回もの焼き入れを行い、ようやく中心から周辺に向かって徐々に色が濃くなるグラデーション効果を備えたフュメダイアルが完成します。こうして生まれるダイアルには、ひとつとして同じ物はありません。スチールのアプライドインデックスは、ロゴを排したダイアルの縁を際立たせています。2つのセクションに分かれた立体的な時針と分針には、スーパルミノヴァ®を混合した革新的なセラミックベースの素材であるグロボライト®のインサートが配されています。ラッカー仕上げと円形模様が施されたサブダイアルの6時位置にオフセットで配置されたスモールセコンドが、ベースとなるダイアルと美しいコントラストを成しています。

 ストリームライナー・スモールセコンド ブルーエナメルを駆動する新しい自動巻キャリバーHMC 500は100%モーザー、つまり完全自社製で、H.モーザーが21世紀に開発した中で最も小さいムーブメントです。H.モーザーのCEOであるエドゥアルド・メイランは、このムーブメントの開発を次のように振り返ります。「私たちの当初の目標は、スリムであると同時に高性能なムーブメントを生み出すことでした。その後、私たちはサイズを最適化するために多くの時間を費やしました。当社の歴史上初めてマイクロローターを採用することにしたのは、それが理由です。このプラチナ製のマイクロローターはボールベアリング上に取り付けられており、ラチェット式両方向巻き上げシステムを備え、約3日間のパワーリザーブを確保するのに十分な香箱のトルクを生み出します。また、利用可能なスペースに組み込めるような、より小さくスリムな部品と機構を開発する必要もありました。脱進機の性能を低下させることなく小型化することにも成功しましたが、この技術的な偉業は、当社の姉妹会社のプレシジョン・エンジニアリング社の持つ専門知識によって実現したものです。スペース、トルク、巻き上げシステムに関する課題により、作業は容易ではありませんでしたが、結果として今回の小さなケースのベースとなるムーブメントを作り上げることができました。自社開発またはパートナーであるアジェノー社との共同開発によるモジュールと組み合わせることで、新しいコンプリケーションを導入することも可能になります。キャリバーHMC 500は、きわめて現代的な仕上げのオープンブリッジを備え、伝統的なモーザーストライプとアンスラサイトグレーのコーティングによる装飾が施されています。マイクロローターには、ブランドのロゴが誇らしげにあしらわれています。

 まさに、疑う余地のない H.モーザースタイルの高級時計です。

Streamliner Small Seconds Blue Enamel
ストリームライナー・スモールセコンド ブルーエナメル

Ref:6500-1200
ケース径:39.0mm
ケース厚:10.9mm(サファイアガラスを含む)
ケース素材:ステンレススチール
防水性:12気圧
ストラップ:一体型ステンレススチール製ブレスレット、モーザーのロゴが刻印された3枚のステンレススチール製ブレード付きフォールディングクラスプ
ムーブメント:自動巻き、Cal.HMC 500(自社製)、約72時間パワーリザーブ、毎時21,600振動、26石
仕様:時・分・秒(スモールセコンド)表示、槌目仕上げのアクアブルー フュメ「グラン・フー」エナメルダイアル、ラッカー仕上げと円形模様が施されたスモールセコンド サブダイアル、アプライドインデックス、グロボライト®インサート付きの時針および分針、シースルーケースバック
予価:5,346,000(円(税込)
発売予定:2024年春頃

※2023年12月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

関連記事一覧