2024新作 3年もの研究・開発を繰り返して遂に実用化された次世代の機械式アラームコレクション。ボール ウォッチ「ロードマスター モデル A」がロールアウト
2024年の新作としてボール ウォッチが、近年の時計業界で確固たる地位を確立したブレスレット一体型デザインを採用する「ロードマスター」シリーズの最新作となる「MODEL A」をローンチしました。本作はブランド初となるアラーム機能とGMT表示を同時搭載する機械式時計となっており、ボール ウォッチの高度なテクノロジーを訴求する新コレクションです。なお国内では、ボール ウォッチ日本公式オンラインブティック(https://www.ballwatch.co.jp/)で受注販売。世界限定333本の特別仕様で、先着順にてシリアルナンバーを選択できる独自サービスを展開しまていす。希望小売価格は880,000円(税込)です。
「MODEL A」の最大の特徴は、その名にある通りアラーム機能を備えていることです。予め設定した時刻になると音で報知するアラームは、デジタルウォッチでは多数が備えていますが、機械式時計のそれとなると精密なムーブメントに負荷がかかるため技術に優れるメーカーのみが実現可能な機能です。発するアラームの音はハンマーがゴングを叩くことで生じる金属音で、かつて聞いたことのあるような音色が魅力です。今回、ボール ウォッチはその音の質を高め、響音の長さを延ばすために、ミニッツリピーターにも用いられる設計である通常の約2倍の長さのゴングを新開発し、ムーブメントの外周にセットしました。また、アラーム音をケース外に最大限響かせるために、文字盤外周に位置するインナーリング下に、12か所の通音用ノッチを設ける工夫も施されています。
これらのように音質にこだわった「MODEL A」のムーブメントは、時刻表示用とアラーム機能用に2つの香箱を搭載しています。各々に格納している動力源の主ゼンマイを巻き上げるのがローターですが、通常の機械式ムーブメントと同様に単一ではあるものの、右回転時に時刻表示用のゼンマイを、左回転時にアラーム用のゼンマイを巻き上げる、画期的なシステムを採用しています。
さらに本作はGMT表示も備えています。文字盤外周のインナーリングと両方向回転式のセラミック・トップベゼルに24時間目盛りを配しており、中央ディスクを取り囲むリングに設置した深紅のGMT針との組み合わせによって、最大で3エリアの時刻を読み取ることができます。これらの機能を実現する自社製ムーブメントは、2018年発表のボール ウォッチ初の自社キャリバーほか、外的ダメージから緩急針のズレを防ぐ「スプリングシール」、短針が単独可動するGMT用のハイ・コストパフォ ーマンス・モジュールを開発した、R&D部門「パトリック・ラボ」のリーダーであるフィ・ヴァン・トランが担当。設計から開発まで、実に約3年もの年月を費やしたスペシャルファンクションです。
次世代のアラーム機械式時計たる「MODEL A」の革新機能
◆「機械式時計のアラーム」=「ハンマーがゴングを叩く音」◆
機械式時計のアラーム音は、スマートフォンやデジタルウォッチのような電子音ではなく、アナログメカでしか表現できない、味わい深く懐かしいサウンドが特徴です。ずばりこれは、ハンマーがゴングを叩く金属音なのです。任意の時刻に達するとアラーム用のゼンマイに蓄えられていたエネルギーが一気に解放され、ハンマーが振動してゴングを高速で叩き、アラーム音を奏でます。本作は音を増幅するためのアイデアも独創的で、アラームは15~18秒間(個体差あり)に渡って鳴り響きます。もちろん途中でアラーム音を停止させることも可能です。ぜひ、公式YouTube(https://youtu.be/o-0zeXBpMO0)でその美しい音色をご試聴ください。
◆GMT表示(第2時間帯表示)◆
GMT表示付きの時計は、通常、時針のほかにグリニッジ標準時(GMT)を表す針またはディスクが搭載されています。時針が12時間で1周するのに対して、GMT針は24時間で1周する構造になっており、この針が24時間目盛りを指し示すことで異なる都市や地域の時刻を表します。一般的には、時針をローカルタイムに、GMT針をホームタイムに設定しておきます。本作は24時間目盛り付きの両方向回転ベゼルを備えているため、時差ぶんだけベゼルを回すことによって第3時間帯まで把握可能です。またGMT針は回転リングに載せたタイプで、マイクロ・ガスライトの搭載によって暗闇での視認性にも優れています。
◆2本のねじ込み式リューズ◆
本作はケース右サイドに、防水仕様のスクリューロック式リューズを2本備えています。2時位置のリューズは、1段引きのポジションが日付の早送り(リューズを時計回し)とGMT針の早送り(リューズを反時計回し)。各々は1日毎、1時間毎にきっちりジャンプする高度なメカニズムを取り入れています。2段引きのポジションが時分針の調整を担っています。一方の4時位置のリューズは1段引きのみ稼働する仕組みで、アラームマーカーを載せた中央ディスク(サンドイッチ型でマーカー部にマイクロ・ガスライトを搭載)が反時計回りに回転(リューズを反時計回し)し、アラームが鳴る時刻を10分単位で設定できます。アラームのオン・オフは、このリューズの開け・閉めによって行います。なお両リューズとも、主ゼンマイの手動巻き上げが可能です。※リューズの開放状態では防水性能が保てません。
◆極地で発揮する究極の視認性◆
ボール ウォッチのお馴染みとなっている夜光システム「自発光マイクロ・ガスライト」を、本作ももちろん備えています。針やインデックスに、カラフルなマイクロ・ガスライトを含める計29個をセットしており、強力な発光によって夜間や暗闇においても、時と分だけでなくスケルトンデザインのGMT針が示すセカンドタイムゾーンもスムーズに判読できます。これらは昼夜を問わずに四六時中にわたって自発光しているため、デジタルウォッチで必要なボタン操作や手首を動かすなどの特別な動作は必要ありません。なお、傷やサビ、褪色に耐性のあるセラミック素材でできたトップベゼルには24時間目盛りをあしらっており、ここに蓄光型「スーパールミノバ」を塗布しています。そのため日中に露光させることで、ベゼルも暗闇でグリーンに光り輝きます。
◆メカを堪能するためのシースルーバック◆
機械式アラームの限界に挑んだ本作のオーナーに、心の底から堪能してもらうためシースルーバックを採用し、こだわりの自社製ムーブメントが鑑賞できるように設計されています。正確無比なレイルロードウォッチ時代から使われている“RR”ロゴを刻印した両方向巻き上げ式ローターから、1秒間で規則正しく4往復回転のリズムを刻むテンプ、そして削り出しのハンマーが振動して同じく削り出しのゴングを超速で叩くアラーム作動時の様子までが、硬質かつクリアなサファイアクリスタルガラス越しに映しだされ、その精緻なメカニズムを目と耳で存分に楽しんでいただけます。きっとコレクターの心をも鷲掴みにし、時を忘れて見入ってしまうことでしょう。また、ステンレススティールバック部には特別に限定ナンバーがあしらわれます。
そのほか、「ロードマスター」共通のテーパードシルエットのブレスレットを採用した一体型デザインの外装には、最高クオリティの904Lステンレススティール素材を採用。酸や塩化物の影響を受けにくいうえ耐食性が高く、金属アレルギーを引き起こしにくい特徴も備えています。さらにボール ウォッチの優れた加工技術によって、サテン仕上げをメインにエッジ部にポリッシュ加工を取り入れることで陰影のある美しい表面が形成されています。立体的なドームフォルムの風防は耐久性のあるサファイアクリスタル製で、日付表示上部にはその読み取りを助ける拡大鏡を備えています。
根強い人気のブレスレット一体型デザイン、洗練されたレッド&ブラックの回転ベゼル、そして美しい音を奏でるアラーム機能など、「ロードマスター MODEL A」は2024年最大のトピックスとなる技術と魅力を満載したタイムピースです。333本のみの限定生産やシリアルナンバーのセレクトなど、世界で購入のための争奪戦が繰り広げられることが予想されます。どうぞご注目ください!!
Roadmaster MODEL A
ロードマスター モデル A
Ref:DA9100C-S1J-BKR
ケース径:41.0mm
ケース厚:15.2mm
ケース素材:904Lステンレススティール
防水性:100m
ストラップ:特許取得のプッシュ式バックルを備えるステンレススティール製のテーパー・ブレスレット
ムーブメント:自動巻、Cal.RR7379(BALL自社製)、約45時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、31石
仕様:時・分・秒・日付表示、GMT(第3時間帯表示)機能、アラーム機能(最長18秒間響鳴)、針・文字盤に29個の自発光マイクロ・ガスライト、スーパールミノバ夜光を施した両方向回転式セラミック・トップベゼル、耐衝撃性5,000Gs(高さ1.0mから自由落下にて木の床に落とした時に受ける衝撃と同等の衝撃テストを実施)、シースルーバック
限定:世界限定333本、オンラインブティックにて受注販売
価格:880,000円(税込)
※2024年11月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。