ランゲウォッチで子供たちを応援 グレーのダイヤルを使ったランゲ・ツァイトヴェルク
2009年の8月、中国系アメリカ人の実業家で時計コレクターだったダンカン・ウォン氏が44歳の若さで亡くなりました。シンガポールに住む両親と友人たちは彼の死を悼み、特別な方法でウォン氏を追悼したいと考えました。そこで、生前のウォン氏が力を注いでいたチャリティと、彼が大好きだった時計というふたつの要素を組み合わせることにしたのです。その一年後の2010年、シンガポールの児童支援団体 Kidz Horizon Appeal のために資金を集めようと、""ダンカン・ウォン・ウォッチ""の第一回オークションが開催されることになりました。
2004年にシンガポールで設立されたこの団体は、癌やエイズなどの慢性疾患に苦しむ子供たちの治療にかかる多額の費用を負担する経済力がない家庭を支援するために募金を集めています。
ウォン氏は以前から A. LANGE & SÖHNE(A. ランゲ & ゾーネ)の大ファンだったことから、いつかランゲウォッチが""ダンカン・ウォン・ウォッチ""になる年が来ることは最初から決まっていました。そして今年、グレーのダイヤルを使い、特別なエングレービングを入れたランゲ・ツァイトヴェルクのホワイトゴールドモデルが1本のみの限定で、オークションにかけられることになりました。
オークションは2011年8月27日に、毎年開催される Kidz Horizon Appeal のチャリティイベントである仮装ダンスパーティの会場、シンガポールのリッツカールトンホテルで行われます。このオークションのために特別モデルを提供してはどうかという話を聞いて、ランゲのスタッフは皆すぐに乗り気になりました。ランゲのCEOヴィルヘルム・シュミットは、これこそ「社会のため、そして何よりも困っている子供たちや若者たちを支援することは、A.ランゲ&ゾーネの歴史と理念に深く根ざした伝統といえる」ことで、ランゲの理念にふさわしいことだと考えたのです。貧困に苦しむエルツ山地の若者たちに労働の場を与えようというのが、今から165年以上前にアドルフ・ランゲがザクセンで時計工房を開いた大きな理由のひとつでした。
明暗のコントラストを徹底的に前面に押し出したこの特別モデルのデザインを、ホワイトゴールド製ケースにブラックのクロコダイルベルト、さらにホワイトゴールド無垢製のフォールディングバックルという組み合わせが、より一層際立たせます。ケースバックに彫り込まれた""1/1 SGP 2011""というエングレービングが、この時計が特別なイベントにために製作された真の一点ものであることを物語ります。
《LANGE ZEITWERK(ランゲ・ツァイトヴェルク)詳細》
LANGE ZEITWERK
ランゲ・ツァイトヴェルク
Ref.140.049F
ケース径:41.9mm
ケース厚:12.6mm
ケース素材:ホワイトゴールド
ストラップ:手縫いのクロコダイルベルト,ブラックバックル、ホワイトゴールド無垢のランゲ特製フォールディングバックル
ムーブメント:ランゲ自社製キャリバー L043.1、手巻き、ジャンピングミニッツ、68石、18,000振動/時、36時間パワーリザーブ
仕様:瞬転数字表示による時および分の時刻表示、ストップセコンド機能搭載スモールセコンド、シルバー無垢/グレーのダイヤル、サファイアクリスタル(硬度9)風防、シースルーバック
限定:"1/1 SGP 2011"のエングレービング入り1本のみ
※2011年8月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。