• HOME
  • ブランドNEWS
  • 2026新作 オーデマ ピゲ、YOON & VERBALとともに「ロイヤル オーク コンセプト フライング トゥールビヨン」限定モデルを製作

2026新作 オーデマ ピゲ、YOON & VERBALとともに「ロイヤル オーク コンセプト フライング トゥールビヨン」限定モデルを製作

 2026年の新作としてオーデマ ピゲが、YOONとVERBALという―ファッション、音楽、デザインといった多彩な分野と文化的領域をつなぐ2人のクリエイティブな才能―とのコラボレーションによって生み出された、新たな「ロイヤル オーク コンセプト フライング トゥールビヨン」を発表しました。チタンを採用したケース径38.5mmのこの150本限定モデルは、輝くブラックアヴェンチュリンダイヤルに鮮やかなレッドのトゥールビヨンを組み合わせ、コレクションの未来を語るデザインにミニマルながら大胆な解釈を加えています。様々な感性が融合する創造的な対話から生まれたデザインは、YOONとVERBALが歩んできた軌跡を映し出す、多彩なビジュアルとアイデンティティに満ちています。同時に妥協なきクラフツマンシップにより自己表現を究極まで押し進めるマニュファクチュールの精神を体現しています。搭載するキャリバー2982は、部分的にオープンワークを施した構造で、時を刻む機構を間近に捉え、本質への回帰というオーデマ ピゲの意思を力強く表現しています。


意図を宿すクリエーションの探求

 創造性には文化を育み、人と人をつなぎ、視野を広げる力があると信じるオーデマ ピゲは、これまでも広く世界に目を向けることでインスピレーションを得てきました。そして長年にわたり、マニュファクチュールはクラフツマンシップ、精度、卓越性という揺るぎない価値観を共有する多様な分野との対話を育んでいます。この度のYOONとVERBALのような創造性豊かな才能との協働においても、デザイナー、エンジニア、時計師を結束させ、お互いに刺激し高め合いながら、一つの作品を形にしていくという創造的プロセスをさらに強固なものとしています。こうしたコラボレーションが、日常の体験をより豊かにする力となるのです。

 このような背景のもと、YOONとVERBALとのコラボレーションは、独自のアーティスティックな表現と、マニュファクチュールが受け継いできたオートオルロジュリーのサヴォアフェールが融合することで、新たな視点をもたらします。クリエイティブディレクターのYOONはその洗練された審美眼で知られ、音楽プロデューサー/カルチャー起業家のVERBALは、多様なアート領域のコミュニティをつなぐ存在として高く評価され、また時計製作への深い情熱を長年育んできました。ふたりはAMBUSHのクリエイティブを牽引しており、このファッションレーベルはトレンドに惑わされることなく本質を見極め、既存の枠組みに挑む姿勢で知られています。彼らの創作活動はファッション、音楽、デザインへと広がり、文化の境界を越える対話を生み出し、“本質を見つめる新たな視点”をもたらしてきました。その影響力は、今や世界中に広がっています。

 あらゆる手首にフィットするよう設計された本モデルは、“過剰ではなく目的を”“雑音ではなく本質を”という両者の共通ビジョン、すなわち、焦点と意図を重んじる姿勢を体現しています。中央に配されたレッドのフライング トゥールビヨンは、視線を引き寄せるアンカーとして好奇心を呼び起こし、同時に“本質へ立ち返る”ことの大切さを静かに思い起こさせます。一方、オープンワークのダイヤルは、余計なものをそぎ落とし、大切なもののための余白をつくるという、内省的なデザインアプローチを反映しています。キャリバー2982が時を刻む様子を垣間見せることで、オーデマ ピゲのチームは機械的精度と“意図”を融合させ、立ち止まり、深く見つめ、真に大切なものと調和する時間を提案しています。

 協働の精神から生まれたこの限定モデルは、YOONとVERBALが共有する歩みと、それぞれの独自の道のりの両方を映し出すとともに、オーデマ ピゲのデザイナー、エンジニア、時計師たちの専門性に支えられています。VERBALにとって、2002年に発表された初代「ロイヤル オーク コンセプト」は特別な意味を持つモデルです。それは彼が初めて入手したオーデマ ピゲの時計ではないものの、自身のコレクションの始まりを示す1本であり、コレクターとして追い求めてきた“決定的瞬間”を体現する存在として、もっとも大切な一本だと語ります。そして今日、新たなモデルのその力強いデザインは、クリエイティブな世界が交差する地点となり、「ロイヤル オーク コンセプト」を意外性のある形で再解釈しながらも、マニュファクチュールが長年育んできた協働の精神と哲学に忠実であり続けています。

大胆なミニマリズム、表現豊かなデザイン

 新たな「ロイヤル オーク コンセプト フライング トゥールビヨン」は、個の表現と創造的なつながりの双方を称えながら、コレクションの建築的なデザインを38.5mmというコンパクトなサイズで体現しています。チタンケースの大胆なラインはサンドブラスト、サテン、ポリッシュ仕上げを巧みに組み合わせることで力強い造形美を際立たせつつ、人間工学に基づき設計されたカーブがかったラインにより手首に自然かつ快適にフィットします。先端にチタンをあしらったブラックセラミックのねじ込み式リューズは、軽量性と耐久性を兼ね備えた素材選択を強調し、コレクションのハイテクな個性を反映しています。

 ダイヤル側では、6時位置に配したアルミニウム製のフライング トゥールビヨンの上部ケージをレッドにアルマイト加工(陽極酸化加工)し、絶え間なく動き続けるエナジーを象徴する鮮烈な表現を生み出しています。同様に、ミラーポリッシュ仕上げのシルバーグレーの面取りで縁取るブラックアヴェンチュリンダイヤルは、ムーブメントの中核部へと開かれ、この作品を動かすエナジーの流れを照らし出します。奥行きとテクスチャーを生むこの建築的な構造は、受け継がれてきたクラフツマンシップと現代的な表現が調和したもの。これらの要素が重なり合うことで、好奇心と内省を誘い、内側に宿る“本質”へと目を向ける体験へと誘います。

 ブラック加工を施した18Kホワイトゴールドの針には蓄光素材を採用し、最適な視認性を確保。トーンオントーンのインナーベゼルにはコントラストのあるミニッツトラッカーを配し、全体の調和を保っています。ケースバックはサファイアクリスタルとチタンを組み合わせた構造により、極めて現代的なキャリバ ー2982を鑑賞でき、さらに「Audemars Piguet」「Y/V」「Limited Edition」の刻印が、このタイムピースの協働の精神を象徴しています。

 多様な感性を受け入れ、探求する姿勢を映し出す本モデルは、このサイズとして初めてインターチェンジ ャブルストラップシステムを搭載。控えめな印象から力強いコントラストまで、気分やシーンに合わせて容易に付け替えが可能です。付属のラバーストラップはブラックとレッドの2本で、いずれも“マイクロモザイク”パターンを採用しています。さらに、手首への快適性を高めるため、ストラップ内側には新たに開発されたキルティングパターンが施されています。

キャリバー2982の核心

 今回の限定モデルのために特別に開発されたキャリバー2982は、伝統と革新を融合させたマニュファクチュールの手巻きフライング トゥールビヨン ムーブメント、キャリバー2964の技術的進化を継承しています。調速機構をあえて前面に見せるために設計された本キャリバーは、先代モデルのハイテクな建築構造を踏襲しながら、“不要な要素をそぎ落とし、本質に立ち返る”という本作のデザインアプローチをさらに強調しています。

 フライング トゥールビヨンは、時計の精度に影響する重力の作用を補正する、高度で洗練されたコンプリケーションです。テンプと脱進機は、極小の回転ケージ(本モデルではレッドに彩色)に収められ、1分間に1回転します。従来のトゥールビヨンとは異なり、このケージは下部のみで支えられているため、ダイヤル側から鼓動する“心臓部”をより直接的に鑑賞することができます。高度な技術を要することから、現代では時計製作における芸術性の象徴ともされています。

 限定モデルでは、トゥールビヨンのケージにアルミニウムを採用。上部を彩るのはレッドのアルマイト加工で仕上げられたプレートで、これはオーデマ ピゲ初の試みであり、時計全体の構成を支える決定的な色彩的象徴となっています。6時位置に配置されたフライング トゥールビヨンは、機能的要素であると同時に、本作の象徴的な中心でもあります。

 複層構造の建築的なデザインにより、オープンワークが施された香箱や輪列の一部を間近に鑑賞することができます。これらには、マイクロブラスト、サテン、ポリッシュ仕上げといった、手作業による精緻な仕上げが施されています。さまざまな専門技術が結集して生まれたキャリバー2982は、技術的洗練と視覚的明快さを兼ね備え、新たな表現の可能性を切り拓いています。


実験のためのプラットフォーム

「ロイヤル オーク コンセプト」は2002年、「ロイヤル オーク」の30周年を記念して登場しました。コンセプトカーにインスパイアされたこのタイムピースは、150本限定で登場しました。航空産業で用いられる軽量かつ高耐性を誇るアラクライト 602を用いた丸みのある大きな44mmケースに、ロイヤル オークの象徴である八角形のフォルムを有したチタン製ベゼルを組み合わせ、コレクションの可能性を新たな地平へと広げました。近未来的な外観に呼応するように、ダイヤルには手巻き機構と革新的な複数の機能が大胆に露わにされています。

 その後、ロイヤル オーク コンセプトは21世紀のオートオルロジュリーにまったく新しい美学を確立。2008年には、トゥールビヨンとクロノグラフを搭載した革新的な「ロイヤル オーク コンセプト カーボン」の登場を機に、正式なコレクションへと発展しました。それ以来、卓越した素材、アヴァンギャルドなデザイン、そしてタイムピースのアイデンティティに呼応する革新的な複雑機構を取り入れる“実験と革新のプラットフォーム”として歩みを続けています。

 この系譜のなかで、38.5mmのコラボレーションモデルの最初の例として2024年に発表されたのが、限定モデル「ロイヤル オーク コンセプト フライング トゥールビヨン “タマラ・ラルフ”」 です。パリ オートクチュールウィークで披露されたこのコンパクトなモデルは、ロイヤル オーク コンセプトのデザインコードに忠実でありながら、異なるクリエイティブ分野とのシナジーを生み出すというマニュファクチュールの姿勢を改めて示しました。

 現在ロイヤル オーク コンセプトは、伝統的な時計製作と文化の交差点として存在し続けています。この精神に基づき、YOONとVERBALとのコラボレーションは、コレクションの歴史に新たな章を刻み、多彩な才能が集合し協働する力がクラフツマンシップをどのように形づくり続けているかをあらためて示しています。

Royal Oak Concept Flying Tourbillon
ロイヤル オーク コンセプト フライング トゥールビヨン

Ref:26643TI.OO.D002CA.01
ケース径:38.5mm
ケース厚:11.4mm
ケース素材:チタン
防水性:2気圧
ストラップ:“マイクロモザイク”パターンと内側に“キルティング”パターンをプリントしたインターチェンジャブル仕様のラバーストラップ(ブラックとレッド2本付属)、チタン製APフォールディングバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.2982、約72時間パワーリザーブ、18石、毎時21,600振動(3Hz)
仕様:時・分表示、フライング トゥールビヨン、ブラックセラミック製リューズとチタン製チップ、ブラックアヴェンチュリンダイヤル、グレー蓄光加工を施したブラック加工の18Kホワイトゴールド製ロイヤル オーク コンセプト針、ブラックのインナーベゼル、シースルーケースバック
限定:150本
価格:176,800スイスフラン(税込参考価格39,270,000円)

※2026年5月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

関連記事一覧