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第4回オーデマ ピゲ・アートコミッション ゲストキュレーターにモニカ・ベロを迎えSEMICONDUCTORを選出


 第4回オーデマ ピゲ・アートコミッションのアーティストとして、イギリスのアーティスト・デュオ、Semiconductor(ルース・ジャーマン(写真左上)、ジョー・ゲアハルト(写真右上))の選出がオーデマ ピゲから発表されました。2018年のゲストキュレーターにはキュレーターであり、Arts at CERN(欧州原子核研究機構)のディレクターも務めるモニカ・ベロ(写真右下)を迎え、両者のコラボレーションによって制作される新たなアート作品は、スイス・バーゼルで開催されるアート・バーゼルで発表される予定です(2018年6月14~17日)。


 長きにわたりアート・バーゼルのアソシエイトパートナーを務めるオーデマ ピゲは、毎年選出されるキュレーターとのコラボレーションのもと、時計づくりに受け継がれる複雑性や正確性から着想を得てアーティスト独自の視点を膨らませた新たな作品制作のためにアーティストを招聘しています。2人の卓越した技術や上記のテーマの追求を続けていること、コンテンポラリーアートと科学や高級時計製作の世界との対話を楽しむ姿勢などが、Semiconductorの選出へとつながりました。


 Semiconductorは20年以上にわたり恊働し、未知の世界を掘り下げ、無形を有形へと美しく変貌させるアート作品を制作してきました。未知のものを通して人間とは何かを発見すること、また、アートと自然界の対話を確立することが、彼らが目指す目標のひとつでもあります。2人は私たちの世界の物質性を探求し、人が科学や技術というレンズを通していかにその物質性を体験するかをテーマに映像作品を制作しています。フェローシップをきっかけに、世界有数の科学研究所で、人が物質世界をどのように理解するかを考察した結果生まれる作品も数多く存在します。また、2015年11月にはCERNのアーティストレジデンスプログラムに参加し、キュレーターのモニカ・ベロと密接な連携のもとで制作を行いました。NASA宇宙科学研究所との恊働経験もあります。Semiconductorはイギリス・ブライトンを拠点に活動しており、作品はハーシュホーン博物館(アメリカ・ワシントンDC)やポンピドゥー・センター(フランス・パリ)など、世界各国でパーマネントコレクションとして収蔵されています。


 ゲストキュレーターとして招聘されたモニカ・ベロは、オーデマ ピゲの故郷ル・ブラッシュにほど近い、スイス・ジュネーブのArts at CERNでディレクターとキュレーターを務めています。また、Semiconductorも参加した研究所のアーティストレジデンスプログラムの支援も行っており、科学とアートの世界とのコラボレーションについての豊富な知識で、研究所と国際的な文化機関との連携のさらなる強化に取り組んでいます。


 取締役会副会長のオリヴィエ・オーデマは「新たなオーデマ ピゲ・アートコミッション作品に、ルース、ジョー、モニカとともに取り組めることを楽しみにしています。Semiconductorがアートコミッションに、科学的な専門性という新たなレベルをもたらしてくれることを確信しています。彼らの作品と私たちのものづくりとの類似性を見られることはすばらしく、それがオーデマ ピゲがアーティストとのコラボレーションを行う数多くの理由のひとつでもあります」と語りました。


 モニカ・ベロは「2015年にCERNのレジデンスアーティストとして恊働したルースやジョーと、第4回オーデマ ピゲ アートコミッションでまた一緒に作品制作が行えることを嬉しく思います。私たちの科学分野やアート分野での専門性を、ものづくりの職人技と融合する素晴らしい機会です。アートも科学も、その分野だけで完結してはうまく機能しませんし、時計づくりも同じだと思います」と語りました。

 このニュースは、アート・バーゼル香港のプレビュー期間に発表されました。アート・バーゼル香港では、オーデマ ピゲがコレクターズラウンジ内でアーティスト、デザイナーのセバスチャン・エラズリスが鉄鉱石から着想した新しいラウンジコンセプト“Foundations(礎)”を、アーティストのケオラによる新たなアート作品“Remains:Vallée de Joux(名残り:ジュウ渓谷)”とともに発表しました。エラズリスの印象的なデザインは、オーデマ ピゲのラウンジコンセプト3部作を締めくくるものであり、ケオラの新作は2018年に開催されるアート・バーゼル3会場を巡回する予定です。ラウンジデザインとケオラの作品はともにオーデマ ピゲの故郷であるジュウ渓谷から着想を得て制作され、ものづくりや創造的な革新性の支援に継続的に取り組むブランドの姿勢が表れた作品となっています。


 セバスチャン・エラズリスは「オーデマ ピゲとともにアート・バーゼルのラウンジコンセプト3部作を制作したこの3年間は、面白く、また時に難しくもありました。コラボレーションを通して1つの統一されたテーマを持ちながら、ジュウ渓谷の中心的な自然素材からインスピレーションを得た各デザインに独自の印象に残る個性があります」と語りました。


 新しい会場Ecritureで開催されたオーデマ ピゲのパーティーに出席したVIP顧客は、ケオラの最新映像作品であるPromenade(“プロムナード”)の特別上映も楽しみました。


 ケオラは「Remains:Vallée de Joux(“名残り:ジュウ渓谷”)とPromenade(“プロムナード”)は、私が現在重点的に取り組んでいる、自然や風景画の伝統を表現した最新作です。人間の知覚と機械が持つ視点との違いや、新しい技術が新しい美しさを見いだすチャンスになり得るかということに興味を惹かれます。私の映像作品の中で、音響が果たす役割はとても重要です。画期的なスピーカーを提供するDevialetとともに制作できたことで、この最新作に深みが生まれたことを感謝しています」


 ケオラのPromenade(“プロムナード”)のオフィシャルオーディオパートナー、Devialetは斬新なサウンドシステムとコネクテッドスピーカーで独自の音響体験を提供することでその名を知られています。

※2018年4月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

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