サバンナからジャングルへ、地上から空へ、神話から実在へ。ヴァシュロン・コンスタンタン「レ・キャビノティエ」コレクションに「メカニック・ソヴァージュ」登場

　ヴァシュロン・コンスタンタンより、レ・キャビノティエ部門で創作された特別な品揃えを持つユニークピースが発表されました。野生動物からインスピレーションを得て考え出され、威厳を湛えた動物が文字盤やケースを飾るコレクションのテーマに表れているのは、グランド・コンプリケーションの専門技術とメティエ・ダールの匠の技が一体になった作品から放たれる強烈なオーラです。

　鳥の獲物や爬虫類の強さ、そして猫科の動物の堂々たる姿は、伝統と革新、職人技、手仕上げ、細部にまでこだわった極上の美しさ、優雅さなど、メゾンの価値を伝えます。 このテーマを格別な表現力をもって語るヴァシュロン・コンスタンタンは、サバンナからジャングルへ、地上から大空へ、神話から実在へ、さまざまな動物のファミリーを新たに描き出しました。

　まさにそれはレ・キャビノティエの本質であるビスポークにおいてインスピレーションの源となる世界観です。

唯一無二のビスポークの美観を生み出す技巧と芸術的な挑戦が表現された「レ・キャビノティエ」

　ヴァシュロン・コンスタンタンは、3世紀に及ぶ歴史を通じて「レ・キャビノティエ」の伝統を守り続けてきました。「レ・キャビノティエ」とは、ジュネーブの建物の最上階に置かれた光あふれる工房で時計づくりに取り組む、名声と教養を誇る時計職人を指す言葉です。当時のキャビノティエが考案した1点ものの特別な時計には、天文学や科学、芸術から想を得て、技術的にも美観の点でもまたとない複雑な技が随所に駆使されていました。そして、現代のヴァシュロン・コンスタンタンも、顧客に1点もののモデルを制作したり、特注の依頼に応じるなどして、高度な時計技術や途方もない創作への挑戦を続けています。エンジニア、デザイナー、マスターウォッチメーカー、アルティザンたちは、それぞれの科学的な知識や芸術的な職人技の知識、想像力や専門性、高度な基準、情熱などを結集して、時計に関する最高峰の専門技術が凝縮した極上の逸品を生み出します。ミニット・リピーターやアーミラリ・トゥールビヨンに合わせ、エナメルとエングレービングで美しく引き立てられた「メカニック・ソヴァージュ」は、にわかに活気づき、目を鋭く見開き、本能が高揚し、今にも動き出しそうです。

レ・キャビノティエ・アーミラリ・トゥールビヨン：並外れた技術革新に対する6件の特許登録、直観的にイメージが浮かぶ立体的な爬虫類

レ・キャビノティエ・アーミラリ・トゥールビヨン“スネーク”(写真上)

Ref.:9810C/000R-B369
ケース径：45.00mm
ケース厚：20.12mm
ケース素材：18K(5N)ピンクゴールド、ケースバンドに手彫りによる“スネーク”モチーフの装飾
ストラップ：ダークブラウンのミシシッピ・アリゲーターレザー、手縫いサドルステッチ、ラージ・スクエア・スケール18K(5N)ピンクゴールド製クラスプ、ポリッシュ仕上げの半マルタ十字
ムーブメント：手巻、Cal.1990(ヴァシュロン・コンスタンタン自社開発・製造)、約65時間パワーリザーブ、毎時18,000振動(2.5Hz)、45石
仕様：レトログラード表示の時、分アーミラリ天球儀トゥールビヨン各種調整針の時刻合わせ、マカッサル・エボニー(縞黒檀)製ラグジュアリーボックス、ジュネーブ・シール 取得
限定：ユニークピース、時計裏面に《Les Cabinotiers》、《Piece Unique》、《AC》の文字を刻印

レ・キャビノティエ・ミステリアス・アニマルズ：繊細な彫金の線画で野生のトラを描いた創意豊かな文字盤

　時を風変わりな独創的手法で表現するこの時計に搭載されているのは、4つの窓で表示するムーブメント、キャリバー2460 G4です。時間、分、曜日、日付の各表示は、メティエ・ダールのために十分なスペースを割くために、文字盤の4隅に配置されています。大胆な構図の主役を務めるのは、竹林から現れるトラです。文字盤の中央を占めるこれらの動物は、完全な手作業によるエングレービングによって細部の細部まで描出されています。彫金で細かな線画を描く古来からのエングレービング技法は、繊細極まりない線の彫りを習熟するのに少なくとも5年以上の経験を要します。素材を彫刻するこのインタリオ（沈み彫り）タイプの手法によって、細部の隅々までリアルに再現することができます。 このトラは周囲でジャングルを彩る植物に溶け込んでいます。この創作は、家族を守り幸福をもたらすといった神聖なメッセージを運ぶ役割と、野生のまま自由でいられるのに欠かせない森林との絶妙なバランスを演出しています。