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2021新作 モンブラン「1858 モノプッシャー クロノグラフ オリジンズ リミテッドエディション 100」

オリジンズと名づけられたクロノグラフ
 ミネルバのオリジナルに敬意を表して、モンブランは新モデル、モンブラン 1858 モノプッシャー クロノグラフ オリジンズ リミテッド エディション 100を発表。これは、キャリバー 19-09CHを搭載した1930年代の46mmのミリタリー モノプッシャー クロノグラフの復刻モデルです。

 顧客やジャーナリストがヴィルレのマニュファクチュール博物館を訪れると、1930年代に作られた46mmのミネルバ ミリタリー モノプッシャー クロノグラフのモダンな美しさに驚きの声を上げることがよくあります。ブラックのダイヤルとルミネセントのヴィンテージのエレメントを持つこのタイムピースは、モンブラン 1858 コレクション全体のインスピレーション源となっているので、オリジンズと名付けられました。ダイヤルからケース、ムーブメントに至るまで、オリジナルのウォッチのあらゆるディテールが再現されていますが、今回の復刻モデルは、さらにその先を行くものとなっています。


起源
 プロ仕様のウォッチとストップウォッチの製造における一流のスペシャリストであるミネルバは、1930年代にキャリバー 19-09CHを搭載した46mmのミリタリー モノプッシャー クロノグラフを開発しました。この歴史的なタイムピースは、当時としては珍しい大型のケースサイズを特徴としています。このサイズを採用したことで、1909年に当初はポケットウォッチ用に開発された、19ラインのムーブメントであるキャリバー 19-09を統合することが可能となりました。しかし、このクロノグラフのケースは、ポケットウォッチに見られる丸い小石のような形状ではなく、リストウォッチ向けに特別に開発されたもので、快適性と人間工学的に必要なすべての機能を統合した、特にモダンな外観となっています。オリジナルのタイムピースは、黒いダイヤルにバイコンパックスカウンター、カテドラル型の針にスーパールミノバをコーティングしたOミリタリーデザインで、昼夜を問わず優れた視認性をもたらしました。

モンブラン 1858 モノプッシャー クロノグラフ オリジンズ リミテッドエディション 100
 1930年代の46mm ミネルバ ミリタリー モノプッシャー クロノグラフにインスパイアされた新作の特別限定品は、マニュファクチュールの起源に敬意を表したものです。このタイムピースは、単なる復刻モデルの域を超え、オリジナルモデルの重要なエレメントは残したまま、ヴィンテージ風のひねりを加えています。マニュファクチュールのモノプッシャー クロノグラフ キャリバー MB M16.29を搭載したモンブラン 1858 モノプッシャー クロノグラフ オリジンズは、ブロンズ特殊合金製46mmケース、特徴的な“オフィサー”ケースバック、ベージュの要素を加えたヴィンテージブラックのダイヤル、そして調和したブラウンのスフマートアリゲーターストラップが特徴です。

 モンブラン 1858 モノプッシャー クロノグラフ オリジンズのケースは、時間の経過とともに魅力的なパティナ(古色)が得られるブロンズの特殊合金で作られており、過去の探検道具を彷彿とさせます。従来のポケットウォッチと同様に“オフィサー”(士官用)ケースバックが追加され、ムーブメントを保護し、両面に特徴的な彫刻が施されています。“オフィサー”ケースバックの外側には、女神ミネルバの頭部が描かれています。カバーの内側には、“Ré-édition du chronographe militaire Minerva des années 1930 doté d'un calibre fait main dans la pure tradition horlogère suisse”(スイスの時計製造の伝統を踏襲したハンドメイドのキャリバー搭載、1930年代のミネルバのミリタリー クロノグラフの復刻モデル)の刻印が入っています。

 モンブランは革新的な技術を用いて女神ミネルバの像を“オフィサー”ケースバックに表現しており、実際に3Dレンダリングを行い、写真のように奥行きとリアリズムを与えています。チタニウム製の金属は、最初に形にする必要があります。つまり、図面のレリーフを考慮に入れて、装飾をレーザー彫刻します。次に、仕上げ(マットと光沢)もレーザーによって行います。そして最後に色付けを行います。色は、レーザーで生成された酸化作用によって作られます。酸化の度合いによって、得られる(また求める)最終的な色が決まるのです。モンブランは、このような大きな表面にこのテクノロジーを用いる最も先進的なスイスメゾンの1つです。この革新技術は、ブランドの探求精神に即したものです。

 “オフィサー”ケースバックを開けると、マニュファクチュール モノプッシャー クロノグラフ キャリバー MBM16.29の隠れていた美しさが現れ、20世紀初頭にさかのぼるミネルバ クロノグラフ キャリバーの正真正銘の再現を見ることができます。このリミテッド エディションでは、メインプレートとブリッジが、かつてミネルバのムーブメントに使われていた伝統的な高級素材である未加工のジャーマンシルバー(Maillechort:洋白)で使用されていることから、ムーブメントの完成度は特に注目に値します。洋白は、より一般的なロジウム仕上げよりもわずかに黄みがかった仕上げとなります。コート・ド・ジュネーブ装飾、内角、サーキュラーグレイン仕上げ、べベルカットなどの伝統的な仕上げは、もちろんすべて一貫してヴィルレのモンブラン マニュファクチュールで行われています。

 オリジナルのクロノグラフ キャリバーと同様に、MB M16.29はアイコニックなV字型ブリッジ(そのデザインは1912年に特許を取得しました)、コラムホイール、水平カップリング、そして伝統的な毎時18,000振動の振動数を特徴としています。歴史的なムーブメントへのオマージュとして、クロノグラフ“ボタン”の先端にはミネルバの矢印が見えます。

 タイムピースのブラックのダイヤルには、対照的なローズゴールドカラーのカテドラル型針とナンバーにベージュのスーパールミノバ®を配し、夜間の視認性を高めています。アラビア数字や時針、分針にもルミネセントのタッチが加えられており、ここでも読みやすさが向上しています。オリジナルのクロノグラフを彷彿とさせるダイヤル上のミネルバのロゴを、歴史的なモンブランのロゴの下、6時位置に対称的に配置しています。

 他にも、大きめのスモールセコンドとミニッツ クロノグラフを持つバイコンパックスカウンターや、レイルウェイミニッツトラックなど、ヴィンテージのディテールのすべてに、オリジナルデザインを再現しています。

 モンブラン 1858 モノプッシャー クロノグラフ オリジンズは、ベージュのステッチが施された真新しいヴィンテージスタイルのブラウンのスフマートアリゲーターストラップで完成する、100点限定の希少な限定モデルとなっています。

Montblanc 1858 Monopusher Chronograph Origins Limited Edition 100
モンブラン 1858 モノプッシャー クロノグラフ オリジンズ リミテッドエディション 100

Ref:128506
ケース径:46.0mm
ケース厚:14.5mm
ケース素材:ポリッシュしたサテン仕上げを特徴とするブロンズの特殊合金
防水性:3気圧
ストラップ:ブラウン スフマート アリゲーターレザー、ブロンズコーティングのステンレススティール製ピンバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.MB M16.29、約50時間パワーリザーブ、毎時18,000振動、22石
仕様:時・分表示、9時位置のスモールセコンド、中央のクロノグラフ秒針、3時位置の30分積算計、両面にブロンズ仕上げを施したチタニウム製の“オフィサー”ケースバックの外側に女神ミネルバの頭部と内側には“Ré-édition du chronographe militaire Minerva des années 1930 doté d'un calibre fait main dans la pure tradition horlogère suisse(スイスの時計製造の伝統を踏襲したハンドメイドのキャリバー搭載、1930年代のミネルバのミリタリー クロノグラフの復刻モデル)”の特別な刻印入り、モンブラン シンボルマークを浮き彫りした溝付きのブロンズ製リューズ、モノプッシャー クロノグラフをリューズに一体化、ブラックラッカーダイヤルにベージュカラーのルミネセントを施したアラビア数字
限定:世界限定100本
価格:3,488,650円(税込)
発売予定:2021年5月

※2021年3月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

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