オーデマ ピゲ、新CEOにイラリア・レスタを任命

 オーデマ ピゲが、グローバルな選考調査を経て、イラリア・レスタの新CEO就任を発表しました。長年にわたりCEOを務め、約30年を過ごしたオ ーデマ ピゲを退社する意向を表明していたフランソワ-アンリ・ベナミアスに代わり、2023年8月に入社するレスタが、引き継ぎ期間を経て2024年1月1日からCEO職に就くことになります。ベナミアスは2023年末まで業務に従事し、次期CEOへのシームレスで円滑なリーダーシップの移行を図ります。

 スイス・イタリア国籍を持つレスタは、スイス・ジュネーブ近郊に暮らしています。一流企業で26年に及び主要部門を率いた国際的な経験を持ち、直近では、フィルメニッヒ社のグローバル・パフューマリー&原料部門の社長を務めました。フィルメニッヒ社入社以前は、20年以上にわたりプロクター・アンド・ギャンブル社に勤務し、欧州および米国本社で上級職を務め、アイコニックなグローバルブランドの構築に貢献しました。

 オーデマ ピゲ取締役会会長アレッサンドロ・ボイオーロは次のように語ります。「新CEOに、レスタ氏を迎えられることを大変嬉しく思います。クラフツマンシップへの情熱を備えた先見性のあるリーダーであるイラリアは、オーデマ ピゲを未来へと導き、ブランドの発展、伝統と革新の融合、顧客との直接的な結びつきの強化を継続していくでしょう。深い消費者インサイトに基づく明確な戦略的思考により成果を上げてきた彼女なら、オーデマ ピゲのレガシーは今後の世代においても意義深いものとして引き継がれ、長期的な成長が約束されると信じています。イラリアが掲げるチームエンパワーメントの信念と、コーポレートサステナビリティの観点でも周囲を鼓舞するリーダーとしての実績は、独立した家族経営企業であるオーデマ ピゲが長年培ってきた価値観と、完全に一致するものです。取締役会を代表し、フランソワの30年にわたる貢献に深い感謝を表明します。変革をもたらす彼のリーダーシップは、今日のAPの成功を築く上で不可欠なものでした。色褪せることのない貢献と、彼がスムーズな移行の実現に向けて年末まで在籍してくれることに改めて感謝しています」

※2023年5月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

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