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固有番号の管理手段としてワイズキー社の最先端プラットフォーム「WISeAuthentic Blockchain」を「ファーブル・ルーバ」が採用

  スイス高級時計ブランド「ファーブル・ルーバ」は自社の時計の固有番号を最先端のプラットフォームである「WISeAuthentic Blockchainシステム」により管理することを発表。盗難時のセカンダリー市場での取引を困難にすると同時に、真正性である証明としての活用を想定し、正規販売店にて販売されたタイムピースの価値を半永久的に保護します。


  2018年 9月30日、281年の歴史を有する時計メーカー、ファーブル・ルーバは、サイバーセキュリティIoTプラットフォームを提供するワイズキー・インターナショナル・ホールディング・リミテッド(以下ワイズキー社、スイス証券取引所:WIHN、OTCQX:WIKYY)と提携を結び、ファーブル・ルーバの顧客の利益のために自社ブランドの時計の保護およびその真正性を証明するWISeAuthentic Blockchainシステムを導入します。


  スイス製高級時計のオーナーになるということは、大きな喜びを伴う一方で、盗難や購入商品の真正性に関する不安が付きまとうものです。多くの高級時計ブランドがこれらの問題を防止することは極めて困難であるとする中、最近は対策が複数考案されています。信頼性の高い手法の一つに、最先端のソフトウェアやブロックチェーン技術(現場での対策も組み合わせた上で)の採用があり、これにより時計の真正性を保証すると同時に、盗難の際はセカンダリー市場での取引が容易にできないようになっています。この方法は、それぞれの時計の固有性をシステム内に存在する変更不可能な台帳に記録することにより実現されています。


  一つ一つのファーブル・ルーバの時計には、固有のシリアルナンバーが刻まれています。新品のファーブル・ルーバの時計のオーナーとなる際、正規販売店はその時計の保証期間を有効化する必要があります。それぞれの時計には、固有の保証カード番号が書かれた保証カードが付属し、カード内に埋め込まれたワイズキー・セキュアRFIDチップにはWISeAuthentic Blockchainプラットフォームが生成した固有のデジタルアイデンティティが与えられています。この情報はブロックチェーン台帳上で商品を識別するための固有のEパスポートとなります。


  正規販売店において、時計のシリアルナンバーと、固有の保証カード番号が組み合わされて登録されることにより、時計の保証が有効化されます。正規販売店のみが、安全性の高い暗号化されたソフトウェアシステムを通じて保証を有効化することができます。なお、正規販売店において保証が有効化されていないと、保証対象外の状態となります。 万が一、ファーブル・ルーバのウォッチが盗難に遭った場合は該当する時計のシリアルナンバーやその他の基本情報をファーブル・ルーバに連絡することで、ファーブル・ルーバのシステム上において該当する時計を「盗難品」と表示します。


  いずれかの時点で該当する時計がファーブル・ルーバの正規サービスセンターに持ち込まれた場合、システム上で盗難品である旨のフラッグ表示がなされ、正式な所有者から連絡を受けた際、占有回復の手助けとしてご活用いただけます。ファーブル・ルーバが採用するWISeAuthentic Blockchainシステムは、多くの時計メーカーが採用する従来のデータベースとは異なり、高い信頼性および透明性を保ちながら、不正防止を実現すべく設計された、時計の追跡に役立つ特性を有しています


■ブロックチェーンの強み

  多くの人々はブロックチェーン技術について、ビットコインと言った仮想通過を保護するための重要な要素であるとの認識ですがが、ブロックチェーンシステムで使われている暗号作成法および固有セキュリティは、高度なセキュリティ要件が求められるウェブサイトにおいて、侵入不可能なセキュリティシステムの構築にも応用できます。ファーブル・ルーバが今回WISeAuthentic Blockchainを導入することは、自社のデータベースや時計、そして保証制度が、現時点で最も高いレベルのセキュリティと暗号によって保護されることと併せて、正規販売店や大切な顧客を含む利害関係者に対して完全な透明性とトレーサビリティを提供することを約束しています。

  「ワイズキー社は高級商材を含む製造業者に対し、偽造被害からブランドを守ることを目的とした信頼性の高い手法の提供者のリーダーとして、長期にわたって認められています。」と語るのは、同社の企業提携およびパートナーシップを統括するヴァイスプレジデントであるカルロス・モレノ氏。同氏は続けて、「ブロックチェーン技術を安全が保証された我が社のNFCチップおよびWISeAuthentic PKIプラットフォームと組み合わせることで、偽造製品による悪影響に対して、効果的なアプローチでブランドを保護できるようになり、顧客および業界全体に対しても透明性が向上します」と述べました。


■ワイズキー社について

  ワイズキー社(スイス証券取引所: WIHN、 OTCQX: WIKYY)はデジタルアイデンティティエコシステム(特許取得)を展開する、世界大手のサイバーセキュリティ企業です。同社のスイスを基盤とした暗号化ルート・オブ・トラスト(RoT)は、物理環境および仮想環境の双方において、セキュアな認証および識別の機能を提供します。詳しい情報については、www.wisekey.comをご覧ください。

※2018年10月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

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