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2020新作 24のコンプリケーションが織りなすオーケストラ。ヴァシュロン・コンスタンタン「“ラ・ミュージック・デュ・タン” レ・キャビノティエ・グランド・コンプリケーション・ スプリットセコンド・クロノグラフ ― テンポ」

 2020年の新作として、ヴァシュロン・コンスタンタンより「“ラ・ミュージック・デュ・タン”レ・キャビノティエ・グランド・コンプリケーション・ スプリットセコンド・クロノグラフ ― テンポ」が登場します。

 リピーター・ウォッチの複雑な機械機構は、2世紀以上もヴァシュロン・コンスタンタンが誇りとしてきました。2019年にメゾンのレ・キャビノティエ部門は、“ラ・ミュージック・デュ・タン”というテーマのもとにシリーズ化されたユニークピースのモデルを通じてリピーター・ウォッチに敬意を表することにしました。1163個の部品で構成された新型の自社ムーブメント 、キャリバー2756によって24のコンプリケーションが見事なオーケストラを演じる「レ・キャビノティエ・グランド・コンプリケーション・スプリットセコンド・クロノグラフ - テンポ」は、このアプローチを最も体現する時計です。アブルフェイスのこのユニークピースの表側のダイヤルは、時刻表示とクロノグラフの計測機能が備わり、パーペチュアルカレンダーの表示もあります。裏側のダイヤルは、太陽時や均時差、日の出・日の入り、昼夜の長さ、月齢と月相の表示などを含む天文表示機能に充てられています。このモデルはさらにトゥールビヨンとミニット・リピーターも搭載しています。このような多彩な機能と表示には、時計技術と美的デザインへの正真正銘の挑戦が表われています。

  ヴァシュロン・コンスタンタンは、これまで制作した中でも最も複雑な腕時計となるモデルを、ここに誇りをもって発表します。このダブルフェイスのユニークピースは、表のダイヤルにクロノグラフの計測機能とパーペチュアルカレンダーが備わり、裏のダイヤルは、太陽時や均時差、日の出・日の入り、昼夜の長さ、月齢や月相などの表示を含む天文機能に充てられています。この時計はさらに、トゥールビヨンとミニット・リピーターも装備しています。1163個の部品で構成された新型の自社ムーブメント 、キャリバー2756では、見やすさも抜群な全部で24ものコンプリケーションが見事なオーケストラを成しています。


時刻表示とカレンダー機能の面

 リピーター・ウォッチは、時計のコンプリケーションの世界で特別な地位を占めています。この複雑な機械機構は、2世紀以上もヴァシュロン・コンスタンタンが誇りとしてきました。2019年にメゾンのレ・キャビノティエ部門は、“ラ・ミュージック・デュ・タン”というテーマのもとにグループ化されたユニークピースのモデルを通じてリピーター・ウォッチに敬意を表することにしました。

「レ・キャビノティエ・グランド・コンプリケーション・スプリットセコンド・クロノグラフ ― テンポ」は、このアプローチを最も体現する時計です。ゴングの位置やハンマーがゴングを叩いた際の調和の取れた音響を考慮しなくてはならない「ミュージカル」構造を含むミニット・リピーターに加えて、表のダイヤルは、スプリットセコンド・クロノグラフに時刻表示とカレンダーの表示も備わります。パーペチュアルカレンダーの表示は、ダイヤル下方に設けられた2つのサブダイヤルで行われ、一方は日付と曜日、他方は月と閏年に用いられています。

  ダイヤル上方に左右対称に置かれたサブダイヤルは、時間の表示に充てられています。左側のサブダイヤルは12時間を表し、ディスク内周の24時間目盛りは、第二時間帯表示として利用できます。右側のサブダイヤルはディスク外周で60分を示し、内周にクロノグラフの30分積算計があります。このクロノグラフがムーブメントに組み込まれる最も複雑なコンプリケーションになるのは間違いないと考えたヴァシュロン・コンスタンタンのウォッチメーカーは、コラムホイール式のスプリットセコンド・クロノグラフを新たに作って、クロノグラフの尊い真価を表現したいと考えました。2本のセンター秒針を配したスプリットセコンド機構では、ストップ操作により2本のうちの1本だけを止めて中間タイム(スプリットタイム)を計測することができます。そして再スタート操作によって、停止した針が計測を継続している針に「追いつき」ます。しかし、これらの先行する機能に表れているのは、1163個の部品から成るキャリバー2756に発揮された圧倒的な技術力の半分にすぎません。

 その成果の全容を知るには、この時計をひっくり返してみなくてはなりません。「レ・キャビノティエ」のスプリットセコンド・クロノグラフは、ケースの上下がまったく対称で、ストラップの固定に巧妙な仕組みが取り入れられているおかげで、完全なリバーシブル・ウォッチになっており、気分やシーンに応じてどちらのフェイスを表にしても着用できるのです。

天文および高度な技術の面

 このリバーシブル・ウォッチの他方のダイヤルには、センターに時針と分針、さらに真太陽時を示すための太陽のモチーフをあしらったもう1本の分針があります。地球から見た太陽の位置の変移に基づく真太陽時は、一般的に用いる常用時とは異なります。それは、地軸が傾いていることと、公転軌道が偏った楕円であることに起因します。この真太陽時と、平均太陽時、すなわち私たちが日常生活で用いる常用時とが一致するのは、1年に4回しかありません。その差は、最大-16分23秒から+14分22秒の範囲で変化します。両者の差は、イクエーション・オブ・タイム(均時差)という言葉で知られますが、この時計では、2つの時刻が同時に判読できるランニング・イクエーション・オブ・タイム(連続作動均時差表示)を採用しています。

 そして、日の出・日の入りの時刻や3時と9時位置にそれぞれ配された昼と夜の長さの表示も、均時差の情報を補います。の情報を補います。

 ダイヤルの下方にはムーンフェイズがあり、半円形のサブダイヤル上をレトログラード針が反復して月齢と月相を表示します。ここでもまた、ウォッチメーカーは安易な道を取らず、1000年で1度の修正しから要しないという超高精度のムーンフェイズ表示を実現しました。この第二のダイヤルの見た目の調和を図るために、ヴァシュロン・コンスタンタンのシンボルマークのマルタ十字を象ったキャリッジを搭載するトゥールビヨンをダイヤルの12時位置に厳かに配置し、その上にセンター軸の針によるパワーリザーブ表示が重なっています。

 これほど多様な機能と表示が備わる時計は、時計製造における正真正銘の挑戦です。まず技術レベルの高さです。このムーブメントは、以前「レファレンス 57260」を開発した同じチームによって開発され、最も微小な部品まで徹底的に考慮されました。それを証明する一つがスプリットセコンドのリフティングレバーで、この部品は動力消費を抑制するように設計されています。そのため、65時間のパワーリザーブが備わるこの時計でクロノグラフを作動させた状態でも40時間まで連続駆動します。次は、美的なデザインに関わる点で、サンレイやギヨシェ彫りの模様を外周に施した2つのスレートグレー・ダイヤルに完璧な視認性を確保するためのものです。それはもちろん、多岐にわたる専門分野のアプローチを生かしてムーブメントの構造を決定づける表示についてのデザインの選択でした。その成果は、直径50 mm、厚さ21mmのゆったりしたピンクゴールドのケースをソフトなカーブで包んだ特別な時計に実を結びました。アリゲーターレザーストラップも、オートオルロジュリー(高級時計製造)の伝統を真に受け継ぐ者にふさわしいこの時計の美しいデザインに仕上げのタッチを添えています。

“ラ・ミュージック・デュ・タン”
レ・キャビノティエ・グランド・コンプリケーション・スプリットセコンド・クロノグラフ ― テンポ

Ref.:9740C/000R-B692
ケース径:50mm
ケース厚:21mm
ケース素材:18K(5N)ピンクゴールド
ストラップ:ブラウンのミシシッピ・アリゲーターレザー、アリゲーターレザーのライナー、手縫いサドルステッチ、ラージ・スクエア・スケール、18K(5N)ピンクゴールド製フォールディングクラスプと18K(5N)ピンクゴールド製クラスプ、ポリッシュ仕上げの半マルタ十字
ムーブメント:手巻き、Cal. 2756(ヴァシュロン・コンスタンタン自社開発・製造)、約65時間パワーリザーブ、毎時18,800振動(2.5Hz)、40石
仕様:表側にオフセンターの時・分表示、ミニット・リピーター(任意の操作による時、15分、分)、第二時間帯/24時間の時間帯、クロノグラフの30分積算計、スプリットセコンド・クロノグラフ、パーペチュアルカレンダー(曜日、日付、月、閏年)。裏側にレギュレーター・トゥールビヨン、レトログラード式のムーンフェイズ(月齢、月相)、ランニング・イクエーション・オブ・タイム(連続作動均時差表示)、日の出・日の入り、昼夜の長さ、パワーリザーブ。 レ・キャビノティエ・モデル ボックス付属、ジュネーブ・シール取得
限定:ユニークピース、時計裏面に《Piece Unique》と《Les Cabinotiers》の文字を刻印

※2020年4月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

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